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「ウェンズデー」ジェナ・オルテガ、実は脚本のセリフを勝手に変えていた ─ 「まったく筋が通っていない」と脚本家とも議論

ウェンズデー
Netflixシリーズ「ウェンズデー」独占配信中

ティム・バートン監督が『アダムス・ファミリー』の世界に挑んだNetflixシリーズ「ウェンズデー」で、主人公のウェンズデー・アダムスを演じたジェナ・オルテガ。本作での徹底した役作りが評価されているが、撮影中は脚本家に相談なくセリフを変更したこともあるそうだ。

ポッドキャスト「Armchair Expert」に出演したオルテガは、「『ウェンズデー』の時ほど、撮影現場で自分の意見を押し通したことはなかった」と述べ、その理由を次のように語った。

ウェンズデーの行動や、私が演じなければならないことのすべてが、このキャラクターの中でまったく筋が通っていなかったんです。彼女(ウェンズデー)が三角関係にあるなんて、さっぱり意味不明でした。」

オルテガによると、セリフを変更したシーンのひとつは、学校のダンス会が描かれる第4話。ウェンズデーの人物像に合わないセリフが用意されていたため、反対せざるを得なかったという。

「学校のダンス会に着ていくドレスに関するセリフで、(脚本では)ウェンズデーがこう言ってたんです。“すごい、気に入った。やだ、自分がこんなことを言ったなんて信じられない。文字通り自分が嫌いになる”。私は、“ノー”と言わなければなりませんでした」。

さらにオルテガは、「あの撮影現場では、ある意味プロフェッショナルとは言えないような形で、セリフを変え始めたこともあった」と振り返り、撮影中、何度も脚本家と話し合いを設けたことを明かした。「脚本家に“あのシーンでは何があったの?”と言われました。そこで、なぜ私にできないことがあるのかを説明しなければならなかったんです」。

ポッドキャストの中で、自身のキャラクターを「ものすごく大切に思うようになった」と明かしたオルテガ。ウェンズデー役への思い入れの強さが、自らのセリフの変更につながったようだ。本作で高校生として描かれたウェンズデーについて、次のように語っている。

「物語を引っ張りつつ、しかし感情的な変化が起こらない、ということはできません。それはつまらないし、誰にも好まれないでしょう。(映画版のように)幼いころは病的で不快なことを言っても、面白くて愛おしいものです。でもティーンエイジャーになると、それが嫌味なことだと自分でもわかるようになります。言い訳ができなくなるんです。」

ちなみにオルテガは自らセリフを変更しただけでなく、第4話のダンスシーンの振り付けをひとりで行うなど、熱心に役作りに挑んだ。劇中でウェンズデーが披露するチェロやフェンシング、アーチェリー、ドイツ語など、様々なレッスンを受けたことも明かされている。

Netflixシリーズ「ウェンズデー」は独占配信中

Source: Armchair Expert, Variety

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。