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ウェス・アンダーソン監督、長編映画10作目は第二次世界大戦後のフランス描く ― 2019年2月に撮影開始

犬ヶ島
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)や『犬ヶ島』(2018)を手掛けたウェス・アンダーソン監督の最新作が、フランスで撮影されることが明かされた。仏Sud Ouestが報じている。

独特な色彩感覚やカメラワークで、映画ファンから根強い人気を誇るウェス・アンダーソン作品。最新作『犬ヶ島』は全編にわたり日本を舞台とし、“ドッグ病”の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を描いた。『ゴーストバスターズ』のビル・マーレイをはじめとした豪華俳優が毎回出演することも、アンダーソン作品の大きな魅力の一つである。

犬ヶ島
『犬ヶ島』ブルーレイ&DVD 2018年8月22日発売 ©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

アンダーソン監督にとって記念すべき長編映画10作目となる本作は、タイトルやあらすじこそ明らかにされていないが、第二次世界大戦直後のフランスを描く実写作品になるという。撮影が行われるのは、フランスのシャラント県に位置する高台の町アングレーム。アンダーソン監督は数年間フランスに住んでいたことがあるが、作品の舞台として選んだのは本作が初めてだ。

近年のアンダーソン監督は、昔のヨーロッパを舞台とする作品を多く手がけてきた。たとえば『ムーンライズ・キングダム』(2012)は1960年代のイギリス、『グランド・ブタペスト・ホテル』は1932年・1968年・1985年の、ヨーロッパ東端にある仮想の国ズブロフカ共和国を舞台とした作品だ。ちなみに『犬ヶ島』も、完成版には残らなかったものの、1968年5月にフランスで起こった「五月危機」をモチーフの一部とするアイデアがあったという。
こうした経緯を踏まえて、監督は“第二次世界大戦直後のフランス”を舞台とする最新作をどのように仕上げるのか。今から完成が待ち遠しい。

ウェス・アンダーソン監督による新作映画は、2019年2月よりフランス・アングレームにて撮影予定。なお『犬ヶ島』のブルーレイ&DVDは2018年8月22日に発売される。

Sources: The Playlist, Sud Ouest, HUFFPOST

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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