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スピルバーグ最新作『ウエスト・サイド・ストーリー』12月10日公開決定 ─ 日本版予告編も到着、名曲「Somewhere」にのせて

『ウエスト・サイド・ストーリー』
(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

世代を超えて人々を魅了し続ける伝説のミュージカルを巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が映画化する映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が、2021年12月10日(金)に全国公開となることが決定した。さらに、有名な劇中歌「Somewhere」にのせて贈る予告編も公開されている。

物語の舞台は1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り、激しく敵対し合っていく。ある日、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーであるトニーは、対立するシャークスのリーダーの妹マリアと出会い、一瞬にして惹かれあう。ふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに……。

公開された映像はニューヨークの街並みから始まり、敵対し合うジェッツとシャークスの一触即発の対面シーンや、トニーとマリアがダンスホールで出会うシーンなど、物語を代表する場面も健在だ。予告編の中で流れる名曲「Somewhere」には、「異なる立場の若者同士が手を取り合うことができるのか?」という本作のテーマが反映されており、「対立するグループの中で惹かれ合う2人の主人公にもきっと安らげる居場所があるはず」という想いが込められている。このほか、ミュージカル映画らしい、華やかで躍動感のあるダンスシーンも垣間見え、スピルバーグ監督が紡ぐ新たな『ウエスト・サイド・ストーリー』に期待が高まる映像となっている。

『ウエスト・サイド・ストーリー』
(C)2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.

1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した「ウエスト・サイド物語」は、翌1958年にトニー賞2部門に輝き、1961年には映画化もされた。同作では作品賞含むアカデミー賞10部門を受賞。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をベースにした物語にこめられた“異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という問いかけは、不朽の名曲とセンセーショナルなダンスと共に世界中を空前の感動で包み込んだ。

そんな伝説の作品を自身の手で映画化することを長年夢見ていたというスティーブン・スピルバーグ監督は、これまで『シンドラーのリスト』(1993)と『プライベート・ライアン』(1998)で2度のアカデミー監督賞を受賞。一方で、人気シリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』『インディ・ジョーンズ』など、多岐に渡るジャンルの名作を贈りだしてきた名匠にとって、初のミュージカル映画となる。

主人公トニー役を務めるのは『ベイビー・ドライバー』(2017)で注目を浴びたアンセル・エルゴート。また、トニーと恋に落ちるマリア役には、3万人のオーディションから新人レイチェル・ゼグラーが大抜擢された。さらに、1961年の映画版でシャークスのリーダーの恋人アニータを演じ、アカデミー助演女優賞を受賞したレジェンド女優リタ・モレノもトニーの良き理解者として出演する。新たなキャストを迎え、映画史に残る伝説の作品がスクリーンに蘇る。

誰もが知るナンバー「Cool」や「America」に乗せて描かれる、躍動感あふれるダンスシーンに心が躍り、夢を追いかける“今”を生きた若者たちの禁断のラブストーリーが、胸に熱く響く。巨匠スピルバーグから再び投げかけられるメッセージを、世界は今どう受け取るのか。時代を超えて世界中で愛されている史上最高のミュージカル・エンターテインメント『ウエスト・サイド・ストーリー』が、この冬ついにやってくる。

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』は、2021年12月10日(金)に全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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