「ウエストワールド」シーズン4、初映像が米公開 ─ 主要キャラが揃ってカムバック、6月米配信スタートへ

米HBOとジョナサン・ノーラン&リサ・ジョイのコンビがタッグを組んだSFドラマシリーズ「ウエストワールド」(2016-)シーズン4が2022年6月26日より米HBO Maxにて配信開始となることがわかった。あわせて、波乱の展開を思わせる米ティザー映像も公開されている。
「ウエストワールド」は、人間が癒やしを求めてやってくる没入型テーマパークのいち女性アンドロイドだったドローレスが異変に気づくところから物語が出発し、アイデンティティや搾取といった多岐にわたるテーマが投げかけられてきた。シーズン2まではテーマパーク内で物語が展開していったが、シーズン3では近未来的な街並みが印象的な現実世界にも舞台が移った。
夫でありクリエイティブパートナーのジョナサン・ノーランと共に作品を手掛けてきたリサ・ジョイは、待望の新シーズンについて、「複数の」新世界の到来と共にテーマが「倒錯(Inversion)」になることを予告していた。このたび初公開となったティザー映像では、最後の最後まで衝撃の展開が描かれた前シーズンに基づくと、まさに倒錯的な描写が多々ある。早くも謎を呼ぶようなシーンも確認できるが、物語の核心部分に近づいていくことは間違いなさそうだ。
シーズン4の製作は、コロナ禍の影響により製作に遅延が生じていたが、米国配信開始まで残すところあと1ヶ月半。日本での配信予定は未定だが、約2年ぶりの新シーズンとだけあり上陸を望むファンは多いだろう。
ちなみに今後のHBO Max作品では、2022年5月27日より「レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星」のシーズン2がU-NEXTにて、8月より「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)待望の新章「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」が米配信開始となる。また、9月には「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」も世界同時で上陸予定。コロナ禍の今だからこそ、2022年はSF/ファンタジーの力を実感できる年になりそうだ。