スコセッシとディカプリオが再タッグ、幽霊物語を映画化へ ─ 雪国の不気味なホテルが舞台、ジェニファー・ローレンス共演

マーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオと再びタッグを組み、幽霊小説に基づく新作『What Happens at Night(原題)』を映画化することがわかった。米Deadlineが伝えた。
製作はApple Original Film。主な共演には『ドント・ルック・アップ』(2021)でディカプリオと共にしたジェニファー・ローレンスを迎える。
ピーター・キャメロンによる同名小説からの映画化。名もなきアメリカ人夫妻が、養子を迎え入れるために雪深い異国のヨーロッパを迎え入れる。その道中で妻は病のため衰弱し、夫はそのために養子が引き渡されないのではないかと危惧する。
2人が不気味なホテルにチェックインすると、そのバーでは謎めいた面々で賑わっていた。この不可解な凍てついた世界では、何もかもが表向きと異なっている。2人が子どもを求めようともがけばもがくほど、夫婦生活や自分達自身、そして人生そのものもわからなくなっていき……。
脚本は『あるスキャンダルの覚え書き』(2007)などのパトリック・マーバーが執筆。元々スコセッシは『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』続編の可能性を検討していたため、本作ではプロデューサーのみを手がける予定でいたという。一方、ディカプリオは『ラ・ラ・ランド』 (2016)デイミアン・チャゼル監督によるバイクスタントマン、イーベル・クニーベルの伝記映画を検討していたが、スタジオとの交渉がまとまらず、本企画が採択された。
スコセッシとディカプリオはこれまでも『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)『アビエイター』(2004)『ディパーテッド』(2006)『シャッターアイランド』(2010)『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023)で繰り返しタッグを組み、本作で7度目となる。ディカプリオは現在、ポール・トーマス・アンダーソン監督作『ワン・バトル・アフター・アナザー』で注目を集めているところだ。
Appleはスコセッシと『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で関係を深めた。また、ローレンスが製作・主演を務めた『その道の向こうに』もApple TV+配信作として支援している。
『What Happens at Night(原題)』は2026年1月より製作開始を目指すという。
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Source:Deadline