MCUアニメ「What If…?」シーズン2、早くも製作中 ─ シーズン1は2021年夏に米配信、映画の「もしも」描く

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のアニメ作品「What If…?(原題)」のシーズン2が早くも製作されていることがわかった。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がBuzzFeed Brazilの取材にて明かした。
MCU初のアニメ作品となる「What If…?」は、2021年夏にディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて配信予定。これまで発表されてきたMCU映画の重要な瞬間をフィーチャーし、実際には起こらなかった“もしもの展開”が描かれるという新たな趣旨だ。このたびファイギ社長は「『What If…?』を作れていることをとても幸せに思います」と述べ、来たるシーズン1のエピソードをすでにほとんど観ていることを明かした。
「シーズン1は10話構成で、すでにシーズン2の10話にも着手しています。長らくお話ししていることですが、ペギー・カーターが超人血清でキャプテン・カーターになるというエピソードはエキサイティングですね。それが一番最初のエピソードで、観ていただけるのを楽しみにしています。完成版を世界のみなさんに早く観ていただきたいです。」
ファイギ社長が語っているのは、「もしもペギー・カーターに超人血清が投与され、痩せたスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツで戦いに加わったら」というシーズン1の第1話。そのほか、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーがゾンビ化したキャプテン・アメリカと戦ったり、ティ・チャラが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』スター・ロードになったりと、さまざまな“もしも”が描かれるという。
今回の発言から鑑みるに、おそらくは2021年夏に「What If…?」シーズン1が配信され、どこかのタイミングでシーズン2が追加配信されるとみられる。マーベル・スタジオはシーズン2の予定をラインナップに加えていないため、時期は不明だが、まずは全10話、MCUの“もしも”を堪能することにしよう。
なおファイギ社長がシーズン1のエピソードをほとんど観ていることからも分かるように、製作は順調に進行している模様。ネビュラ役のカレン・ギラン、グランドマスター役のジェフ・ゴールドブラム、コーグ役のタイカ・ワイティティは声の収録を済ませており、ジェフによればトニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.も声優として復帰するという。
アニメ「What If…?(原題)」は、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」で2021年夏に米国配信予定。
Source: BuzzFeed Brazil