『ブラックアダム』続編はいつ? ─ 「それほど長くはかからない」と製作陣

DC映画『ブラックアダム』は、主演・製作のドウェイン・ジョンソンが“DC映画のユニバースを変える”と息巻き、長年にわたり温めてきた野心作。その予告通り、DC映画でありつつもドウェイン・ジョンソン映画、しかしドウェインにとっても新境地開拓という絶妙なバランスで、DC映画に新たな風を吹かせてみせた。
そこで気になるのは、ブラックアダムとJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)の再登場はいつになるのかということだ。現時点でワーナー・ブラザース/DCコミックスは続編の計画を発表していないが、製作陣は早期の続編実現に意欲を示している。
本作が米国公開された2022年10月下旬、プロデューサーのハイラム・ガルシアは、『ブラックアダム』の実現に約15年かかったことを踏まえ、「今度は早くします。それほど長くはかからないことをお約束します」と米Comicbook.comにて宣言。同じくプロデューサーのボー・フリン氏も、「脚本の準備を急ぎます」と述べた。
その後、製作陣はすでに何らかの計画に着手したものと見られる。ふたりの宣言から約1ヶ月が経った11月下旬、ドウェインは『ブラックアダム』のヒットに感謝するメッセージ映像をTwitterにて投稿。もっとも、続編を急ぎたいとするふたりのコメントとは対照的に、ドウェインは「今は時間をかけて『ブラックアダム』ブランドを構築し、JSAを作り上げていきます」と述べた。「DCユニバースにはクールでカッコいいヒーローとヴィランがたくさんいます。そこをきちんと掘り下げていくつもり」。
Sayin’ thank ya so much from my ol’ pick up truck for all the amazing #BlackAdam support and reactions
#1 movie on iTunes 🔥
We’ll remain in theaters as well throughout the holidays 🎅🏾⚡️
Also wanted to give ya some #Superman info 👊🏾
Happy 🦃🍿 pic.twitter.com/WyGa49J7Dr— Dwayne Johnson (@TheRock) November 23, 2022
ちなみにガルシア氏は、『ブラックアダム』に登場したヒーローやキャラクターを「同じ世界、同じユニバースに存在するもの」と捉え、観客の想像を超えるプランを計画していることを明かしてもいる。
「彼らがどのように出会うことになるのか、まだ作業中なのでバラすことはしませんが、みなさんが想像している以上のものになることは確かです。私たちは長いストーリーを語りたいので、一回限りのものを素早く作ろうとはしていません。描けるものはたくさんありますし、最高の物語が控えています。」
現在、ワーナー・ブラザース/DCコミックスは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)のジェームズ・ガン、DC映画のプロデューサーを務めてきたピーター・サフランをDCスタジオの共同会長・CEOとして招き、DC映画の新戦略を検討中。『ブラックアダム』の続編企画も、この戦略に沿った形で正式発表されるものと考えられる。
映画『ブラックアダム』は2022年12月2日(金)より公開中。
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Source: Comicbook.com, Dwayne Johnson