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『ジョーカー』続編参加の重鎮俳優、出演の決め手は「ホアキン・フェニックスの演技」

ジョーカー
TM & © DC. Joker © 2019 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved.

DC映画『ジョーカー』(2019)の続編となる『Joker: Folie à deux(原題)』に出演するアイルランドの名優ブレンダン・グリーソンが、本作への出演を引き受けた理由を米Colliderにて明かした。

1955年生まれのグリーソンは30年以上のキャリアを誇り、『ブレイブハート』(1995)や『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)『未来を花束にして』(2015)『バスターのバラード』(2018)などに出演。『ハリー・ポッター』シリーズのマッドアイ・ムーディ役でも広く知られるほか、ドラマ「ミスター・メルセデス」(2017‐2019)では主演を務めるなど、重鎮ながらも活動の幅を広げ続けている。

なぜ、グリーソンは『ジョーカー』続編への出演を決意したのか? 「この映画に出たいと思った、作品の題材とは何だったのでしょうか」との質問に、グリーソンは「(決め手は)題材ではありません。前作の成果です」と回答している。

「ホアキン(・フェニックス)とは『ヴィレッジ』(2004)で共演したので、それ以来の知り合いですが、あの演技には圧倒されました。前作のジョーカー役の演技は、私がこれまで観た中でも最も素晴らしいもののひとつ。あの芝居を引き出したトッド(・フィリップス監督)の仕事も素晴らしい。引き受けない理由はまったくありませんでした。」

また、米ExtraTVの取材でも、グリーソンは「この映画に出る理由はホアキン・フェニックスの演技」と断言。「私の目標はあれに挑戦すること。断れない仕事だし、出たくならないはずがありません」と語った。長年のキャリアを有する大御所の魂に火をつけるだけの力が、前作『ジョーカー』とホアキンにはあったということだろう。グリーソンは「もう出ることは決めたので、とにかく楽しみ。何をしなければいけないのか、少し怖くもあるけれど」とも述べている。

既報によると、続編はゴッサム・シティの精神病院「アーカム・アサイラム」を舞台とする物語で、ミュージカル要素が含まれるという。出演者はジョーカー/アーサー・フレック役のホアキン・フェニックスをはじめ、ハーレイ・クイン役を演じるとみられるレディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、『ゲット・アウト』(2017)のキャスリン・キーナー、『メイズ・ランナー』シリーズのジェイコブ・ロフランドほか。前作で隣人・ソフィー役を演じたザジー・ビーツも続投する。監督・脚本は前作を手がけたトッド・フィリップス。共同脚本には前作のスコット・シルヴァーも復帰する。

映画『Joker: Folie à deux(原題)』は2024年10月4日に米国公開予定。撮影は2022年11月にロサンゼルスとニューヨークにて開始予定だという。

Sources: Collider, ExtraTV

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。