『ファンタビ』マッツ版グリンデルバルド、なぜここまで人気なのか ─ 『ダンブルドアの秘密』の圧倒的な「色気」、読者のコメントから魅力を探る

史上最強かつ最も危険とされた闇の魔法使い、ゲラート・グリンデルバルド。絶対的な悪なのに、ふらっとついていきたくなるような魅力を秘めたこのキャラクターは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのヴィランとして君臨している。
このグリンデルバルドをめぐっては、少々複雑な経緯を辿った。シリーズ2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)後、グリンデルバルド役を演じたジョニー・デップがプライベートでのトラブルにより同役を降板。続編『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)では、マッツ・ミケルセンが後任を務めた。

Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling. © 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
マッツ版グリンデルバルドでは、白髪やオッドアイといったデップ版のトレードマークは踏襲されず、より人間らしい容姿となった。容姿が突然変化したにもかかわらず、マッツ版グリンデルバルドは不思議なほど物語に馴染み、ファンからも絶大な支持を得ている。

THE RIVERでは、『ファンタビ』主要キャラクター20名の人気投票企画を実施したが、マッツ版グリンデルバルドはシリーズの主人公、ニュート・スキャマンダーをも抜き断トツの1位を獲得。デップ版グリンデルバルドは8位にランクインした。
マッツ版グリンデルバルドはなぜここまでの人気を誇るのか。本記事では、投票企画に参加してくださった読者からいただいたコメントを基に、マッツ版グリンデルバルドの魅力の源流を辿ってみた。
- <
- 1
- 2