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『ワンダーウーマン』監督、脚本に不信で『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』降板の背景語る

Patty Jenkins speaking at the 2016 San Diego Comic Con International, for "Wonder Woman", at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28515476421/ )

DC映画『ワンダーウーマン』(2017)を世界的な大ヒットに導いたパティ・ジェンキンスが、当初監督として起用されていたマーベル映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)から離脱した理由を語った。

ジェンキンスは、シャーリーズ・セロン主演のクライム映画『モンスター』(2003)で監督として一躍有名に。その後は主にTVシリーズを手がけていたが、2011年10月に『ダーク・ワールド』の監督に起用された。ところがその2ヶ月後に、「創作上の違い」を理由にプロジェクトを離脱。かねてよりスーパーヒーロー映画を撮りたいと願っていたというジェンキンスは、離脱した背景について「彼ら(マーベル)が計画していた脚本からは、良い映画を作ることが出来るとは思わなかった」と米Vanity Fairに明かしている。

もしも納得しないまま引き受けていたら一大事になっていたかもしれません」とジェンキンス。「私のせいみたいになっていたかも。“何てことだ。この女性が監督をして、全部台無しにしてしまったのか”みたいになりかねなかったですねと想像を巡らす。続けて「信じていない作品に携わることはできませんよ。人に自分が出来るということを証明することが、唯一の(映画を作る)理由なんです」と監督としての信念を打ち明けた。

「成功しなかったら何も証明することは出来なかった」と語るジェンキンスは『ダーク・ワールド 』の監督降板から約6年後、『ワンダーウーマン』の監督を務めることになる。同作は2017年当時、女性監督作品において歴代1位の興行収入を記録。監督としての実力を、信念に基づいてきっちり証明してみせた。ジェンキンスは、続編『ワンダーウーマン 1984』で監督として続投している。2020年8月14日米国公開予定だ。

Source:Vanity Fair

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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