『ウィキッド 永遠の約束』米ファイナル予告編が公開 ─ いよいよ完結、「オズの魔法使い」ドロシーたちも登場

人気ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した大ヒット作『ウィキッド ふたりの魔女』の“完結編”となる『ウィキッド 永遠の約束』の新たな予告編が米国で公開された。日本公開は2026年3月だが、米国公開は2025年11月21日とあって、これが本国では最後の予告映像となる。
前作のラストで別々の道を進んだエルファバ(シンシア・エリヴォ)とグリンダ(アリアナ・グランデ)。“西の悪い魔女”となったエルファバは、森のなかでひっそりと暮らしながら、声を奪われた動物たちの自由を求めて戦い、オズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム)の真実を告発しようとしていた。
一方、オズの“善の象徴”としての地位と名声を手にしたグリンダは、マダム・モリブル(ミシェル・ヨー)の指示のもと、「魔法使いの力で万事は快調だ」と人々を安心させる役目を担っていた。フィエロ(ジョナサン・ベイリー)との結婚を控えるなか、グリンダはエルファバと魔法使いを和解させようとするが……。
公開された予告編では、マダム・モリブルが「人々の気分を高揚させることが大切。あなたにしかできないやりかたで」とグリンダに告げるシーンから始まり、すっかりエメラルド・シティの人気者になったグリンダの様子が描かれる。“悪い魔女”エルファバは、街の上空に「魔法使いは嘘つき」の文字を空に描く。
グリンダはエルファバに、「どれだけ杖を振っても、本当の力はない」と言う。別の場面では、エルファバが「私は公人なの。みんなが私に期待している」と語ると、エルファバは「嘘を?」と反応。グリンダは「力を与えることを」と訂正する。
エルファバとグリンダの関係が悪化していくなか、“カンザスの少女”ドロシーやブリキの木こり、かかし、ライオンが魔法使いのもとに集められる。「“西の悪い魔女”の箒を持ってこい。奴の死んだ証拠を」。怒れる群衆が蜂起し、あらゆる人々に危機が迫る中、グリンダとエルファバは再び協力しなければならない。ふたりの、そしてオズの世界を変えるために──。
出演者にはエリヴォ、グランデ、ベイリー、ヨー、ゴールドブラムのほか、エルファバの妹ネッサローズ役のマリッサ・ボーディ、ボック役のイーサン・スレイター、グリンダの友人ファニーとシェンシェンを演じたボーウェン・ヤン&ブロンウィン・ジェームズ、そしてエルファバの誕生に立ち会ったクマのダルシーベア役でシャロン・D・クラークが続投する。
監督はジョン・M・チュウ、脚本はウィニー・ホルツマン&デイナ・フォックス。劇中曲は舞台版よりスティーブン・シュワルツが手がけており、本作だけの新曲も追加される。音楽はシュワルツとジョン・パウエルが共同で担当した。
映画『ウィキッド 永遠の約束』は2026年3月、全国ロードショー。
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