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音楽映画『ワイルド・ローズ』予告編 ─ 「『アリー/スター誕生』越え」の評、カリスマ的歌声持つシングルマザー描く

ワイルド・ローズ
© Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018

2020年の賞レースで音楽賞を席巻し、世界のインディペンデント映画賞で作品賞・主演女優賞に輝いた話題作ワイルド・ローズの予告編映像が公開された。映画は2020年6月26日(金)公開となる。「『アリー/スター誕生』を越えた!」の評も話題だ。

予告編は、シングルマザーのローズ(ジェシー・バックリー)が、幼い二人の子供たちと抱き合う家族愛溢れるシーンから始まる。遠く離れたアメリカで歌手として成功する夢を諦めきれず音楽活動を続けるなかで母親(ジュリー・ウォルターズ)と衝突し、子供たちからも「ママなんて嫌いだ!」と言われてしまう。不器用な故に夢と家族の間でもがき苦しみながらも、ステージに自分の居場所を求めて懸命に生きるローズ。夢に傷つき諦めそうになる中で、遂に掴んだチャンスを目の前に彼女が見つける本当の答えとは。

予告編の後半でローズが歌うのは主題歌「GLAWGOW」。アカデミー賞ショートリストにも残り、賞レースで音楽賞を席巻したこの楽曲は、実際にジェシー・バックリー本人が歌唱を担当。英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式の会場でも歌い上げ、イギリスを代表するアーティスト“アデル”も、その歌声に喝采を贈った。劇中、ライブシーンなどで披露される数々の歌もジェシー・バックリーが歌っている。

「ジェシーの歌を聴いて、すぐに皆『まさにこれがローズの歌だ』と言いました。その歌は映画の本質を捉えていました。ローズができる限り人生を進み、最後には本当の自分のルーツから逃げられない、と悟るこの映画の場面そのものの瞬間でした。映画の物語を歌の中に見事に表現していました」とトム・ハーパー監督は振り返る。

主演を務めるのは『ジュディ 虹の彼方に』での好演が光ったジェシー・バックリー。ジェシーは本作を経て、レニー・ゼルウィガー主演の『ジュディ 虹の彼方に』で準主役に抜擢。さらにロバート・ダウニー・Jr.主演『ドクター・ドリトル』(2020年3月20日公開)やドラマ「チェルノブイリ」(2019)など話題作への出演が続いている。

母親役は『リトル・ダンサー』(2000)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジュリー・ウォルターズ、資産家スザンナ役は『ホテル・ルワンダ』(2004)『プーと大人になった僕』(2018)のソフィー・オコネドーが演じる。監督は『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のトム・ハーパーが務めた。

映画『ワイルド・ローズ』は2020年6月26日(金)全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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