『チャーリーとチョコレート工場』再映画化、ライアン・ゴズリングやドナルド・グローバー、エズラ・ミラーが主演候補に

ジョニー・デップ主演&ティム・バートン監督の映画『チャーリーとチョコレート工場』(2005)の原作小説である、ロアルド・ダール著『チョコレート工場の秘密(Charlie and the Chocolate Factory)』が再び映画化される。小説をもとに新たな物語が描かれるという新作映画のタイトルは『ウィリー・ウォンカ(邦題未定、原題:Willy Wonka)』だ。
本作はその名の通り、いまやアメリカの文化史に残る有名キャラクターとなっているお菓子工場の経営者、ウィリー・ウォンカに焦点を当てた内容になるとのこと。このたび、米Colliderは主演俳優の候補者を伝えている。
ライアン・ゴズリング、ドナルド・グローバー、エズラ・ミラー
『ウィリー・ウォンカ』を手がけるワーナー・ブラザースは、現在キャスティング作業の最中だという。
ウィリー・ウォンカ役の候補者として伝えられたのは、『ラ・ラ・ランド』(2016)や『ブレードランナー 2049』(2017)のライアン・ゴズリング、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のランド・カルリジアン役が好評のドナルド・グローバー、そして『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『ジャスティス・リーグ』(2017)のエズラ・ミラーだ。
『ウィリー・ウォンカ』でプロデューサーを務めるのは、『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズを手がけたデヴィッド・ハイマン。2016年の時点で、デヴィッド氏は本作が過去作品のリメイクではなく、原作小説の前日譚としての要素を含んだウィリー・ウォンカのオリジン・ストーリーとなる可能性を示唆していた。
デヴィッド氏との繋がりや、ウィリー・ウォンカのオリジンを描くという点を考慮すれば、フレッシュな魅力で従来のイメージを一新してくれそうなエズラ・ミラーが主演を務めることは、想像するだけで非常に興味深い。
しかし、これまで主に映画ファン向けの作品で実力を発揮してきたライアン・ゴズリングがファミリー映画に出演する機会としては、やや毒気の強い「チャーリーとチョコレート工場」の世界はぴったりといえるだろうし、ドラマ『アトランタ』(2016-)のクリエイターとして高く評価され、チャイルディッシュ・ガンビーノの名でラッパーとしても知られる(新曲「This Is America」はリリックとミュージックビデオで全世界の注目を集めた)ドナルド・グローバーも、その内に秘めたメッセージ性やユーモアセンス、確かな演技力はウィリー・ウォンカ役にふさわしいだろう。
『ウィリー・ウォンカ』で監督を務めるのは、『パディントン』シリーズが批評家や観客から絶賛されたポール・キング。もはや誰が主役に決まっても、絶対に見逃せない一本になることは間違いないはずだ。
Source: Collider
Eyecatch Image: [左]Elen Nivrae [中]NASA/Bill Ingalls [右]Gage Skidmore Remixed by THE RIVER