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ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』2023年冬に日本公開決定 ─『アナと雪の女王』製作陣が集結、「願いの力」を描くファンタジー

ウィッシュ
2022 Disney. All Rights Reserved.

 観客を物語へと引き込む珠玉の音楽、きらめく魔法と想像を超える物語で世界中を感動の渦に包み込み、夢を与え続けているディズニー・アニメーション・スタジオ。ディズニーのイベント「D23 EXPO」にて、2023年に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーの記念作品として発表された新作ウィッシュ』が、2023年冬に日本公開されることが決定した。

『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面からテーマとして描く、100年の歴史の集大成とも言うべき一作。これまでディズニー作品の主人公たちは強く願う力で道を切り開いてきたが、本作はそんなどの作品の世界より前から存在するファンタジーの世界、どんな“願い”も叶うと言われている “ロサス王国”を舞台にした物語だ。

主人公となるヒロインは、17歳のアーシャ。前向きで明るく、リーダーの素質を持ち、王国の人々を大切に思っている彼女は、ある出来事によって王国に隠された秘密を知り、ディズニーの歴史で最も恐ろしい敵と対峙し、立ち上がることを決心する。

公開発表にあわせて、本作のファーストルックも到着。アーシャと相棒となるヤギのヴァレンティノが木に座り、無数の“願い星”が輝く夜空に包まれた王国を、愛おしむように見つめている姿が描かれている。本作の制作にあたりディズニーは、ウォルトの初期の長編作を参考に、古典的映画とコンテンポラリーをミックスしたアイデアを取り入れ、タイムレスな水彩画と、3Gアニメーションをブレンドした新たな描き方を開発した。ファーストルックからもすでに懐かしくも新しい質感が感じられ、これからの方向性を指し示す誰も観たことがない新たなアニメーションの完成が大いに期待される。

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本作の監督は、『アナと雪の女王』シリーズを手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『ズートピア』などのストーリーアーティストを担当したファウン・ヴィーラスンソーン。脚本は、クリスと同じく『アナと雪の女王』シリーズを手掛け、現在はディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リーが担当する。

プロデューサーは、『アナと雪の女王』を手掛けたピーター・デル・ヴェッコと、『ミラベルと魔法だらけの家』『アナと雪の女王2』を担当したフアン・パブロ・レイジェスが務め、レガシーを受け継いできた世代の違うメンバーが初のタッグを組み、ディズニーの総力を結集した渾身の一作を誕生させる。

100周年を記念する本作について監督のクリスは、「ウォルト・ディズニー・アニメーションの100周年を祝福する映画を作ることができるなんて、本当に特別なこと。この映画はとても独創的です。独創的な音楽にキャラクター、そしてストーリー。でも、ウォルト・ディズニー・アニメーションの伝統はしっかり受け継いでいます。ウォルトが世界にもたらしたものや、いかにして僕たちがウォルトにインスパイアされてストーリーテラーになったかという点で」と語っている。

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また、ファウンはタイトルでもあるウィッシュ=願いについて、「私たちはキャラクターが星に願いをかけるところが大好きなんです。あれは何なんだろう?と深く考えました。星に願いをかけるというのはどこから来たのだろう?夢を追うというのはどういう意味なのだろう?みたいな」と本作がこれまでの長いディズニー・アニメーションの歴史から着想を得たことを明かした。

D23 EXPOで最新映画プレゼンテーションのトリを飾った映画『ウィッシュ』。本作のヒロイン・アーシャの声優に、『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズがキャスティングされたことが発表され、初披露となる劇中歌「More for Us(原題)」を生歌唱した。

お披露目となった楽曲「More for Us」は、本作のヒロインであるアーシャがロサス王国の危機を知った時、星に強く“願い”をかける重要なシーンで歌われる曲。監督のクリスは同楽曲について、「劇中で最初の方に登場する歌の1つで、“願い”について歌った華麗なバラードなんです。愛する人たちのための“願い”の気持ちがアーシャの中でどんどん強くなっていく様を表現した歌です。すごく美しいメッセージだと思います」と明かしており、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」や『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」など、ヒロインの心情を表現した数々の楽曲の中でも今回は、強い“願い”が込められた一曲になっている。

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ヒロインの繊細な感情を表現した歌詞が、アカデミー賞女優のアリアナ・デボーズの芯があり、美しく力強い歌声と共に音楽にのることで、人の心を揺さぶる壮大な仕上がりに。歌唱を終えたと同時に、聞き入っていた観客からは大歓声と拍手が沸き起こり、早くもこの一曲で100周年作品としてのクオリティが証明された瞬間となった。

本作で音楽を担当するのは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートし、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供をするなど、世界的ヒット・ソング・ライター兼アーティストとして活躍しているジュリア・マイケルズ。「More for Us」がお披露目されたことで、ミュージカルナンバーにもますます注目が集まっており、ディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンや、『アナと雪の女王』のロバート&クリステン・ロペス夫妻に続く、ディズニー新世代の作曲家として礎を築く存在となりそうだ。

ウィッシュ
2022 Disney. All Rights Reserved.
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映画『ウィッシュ』は、2023年冬に全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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