『ドクター・ストレンジ』より導師ウォンが『アベンジャーズ』次回作に登場決定…って、誰なの?
映画『ドクター・ストレンジ』に登場するキャラクター、ウォンが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に登場することがわかった。アメリカでは『ドクター・ストレンジ』への期待が高まり、『インフィニティ・ウォー』の情報も小出しにされる中、とてもおめでたいニュースである。
でもウォンって誰なの?
もっとも日本では、まだ『ドクター・ストレンジ』がさほど盛り上がっていない。それもそのはず、日本での公開は2017年1月27日とまだ3ヶ月あるのだ。少し映画に詳しい人でも、マーベル映画の新作らしいこと、主演がベネディクト・カンバーバッチであることを知っていれば今は十分だろう。そんな中でウォンが『アベンジャーズ』に出るといわれてもしっくりこないのも仕方ない。
しかし、せっかくなので覚えていただきたい。この人物がウォンだ。

演じるのは『オデッセイ』などに出演するベネディクト・ウォン。いわばカンバーバッチとともに『ドクター・ストレンジ』に登場する“もうひとりのベネディクト”だ。ちなみに英国俳優であることもカンバーバッチとの共通点である。
彼が演じるウォンというキャラクターは、映画化にあたりコミックから大きく設定が一新されている。コミックのウォンはストレンジの忠実な執事にして相棒という役回りなのだ。

http://theghic.com/news/wong-not-just-butler-doctor-strange-film/
このイラストでもわかるように、コミックのウォンは武術の使い手だ。しかし映画のウォンは武術ではなく魔法を使う。そうした彼の設定を、演じるベネディクト・ウォンはこう語っている。
「僕らの世界にいるウォンは、カマール・タジ(舞台となる架空の街)で弟子や魔術師を訓練する導師なんだ。聖なる遺跡や、古代より伝わる儀式の書を守る存在でもある。ウォンとドクター・ストレンジは協力して、真に団結して異次元の力と戦うのさ」
ベネディクト・ウォンいわく、劇中のウォンは「鬼導師」だという。忠実な執事にして相棒……というコミックのポジションとは、ストレンジとの関わり方も大きく変わるのだろう。
「ストレンジはこちらの世界では新人なんだ。僕らはストレンジを見出して、いかに彼がスゴい秘術を身につけるのかを見届けるんだよ」
ウォン、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』参戦へ
さて、そんな導師ウォンの初登場は『ドクター・ストレンジ』本編のお楽しみだが、冒頭でも触れたように、彼は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも登場することが決まっているようだ。先日行われた『ドクター・ストレンジ』のワールド・プレミアで、ベネディクト・ウォンはこう話している。
「『インフィニティ・ウォー』に登場するのはワクワクするよ。楽しみだね」
もっとも、導師ウォンが『インフィニティ・ウォー』にどういった形で登場するのかは定かでない。もしもトニー・スターク/アイアンマンにとってのローディ/ウォーマシンのような存在になるのであれば、出番はかなり多そうだが……。
映画『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日公開。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年5月4日全米公開予定だ。
sources: http://screenrant.com/doctor-strange-benedict-wong-interview/
http://www.ign.com/articles/2016/06/27/doctor-strange-how-movie-version-of-wong-is-different-from-the-comics
http://comicbook.com/2016/10/21/benedict-wong-confirmed-for-avengers-infinity-war/