【ネタバレ】『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』大物スターのカメオ出演、いかに実現したか

この記事には、映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のネタバレが含まれています。
『ワイルド・スピード』驚愕のカメオ出演者たち
ライアン・レイノルズ
映画が始まって早々に観客を驚かせるのが、『デッドプール』シリーズでおなじみのライアン・レイノルズだ。『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』では、ドウェイン演じるルーク・ホブスをミッションへと導く、かつてタッグを組んでいたらしいCIAエージェント・ロックとして登場する。ブリクストンのもとからウイルスが消え、女性エージェントが持ち逃げしたとの情報を伝えるのだ。ホブスと娘がパンケーキを食べる“親子の団らん”に割って入っては、デッドプールを思わせる饒舌さとユーモアを展開。映画のポストクレジットシーンに至るまで登場し、もはやただのカメオとは言いがたい存在感を発揮している。

リーチ監督とライアンは『デッドプール2』でタッグを組み、アクションやコメディの相性の良さを発揮したばかり。米Yahoo! Entertainmentでは、ウイルスについての説明をもっと面白くしたいと考え、ライアンに出演オファーを出したという経緯が明かされている。出演を快諾したライアンに脚本を送ったところ、ライアン自身が脚本を改稿してジョークを盛り込んだという。
「最終的にいくつかカットしたんですが、ライアンは素晴らしいものをたくさんもたらしてくれました。どれを残したいかを選ばざるを得なかったんです。彼に出てもらうということは、楽しい、エネルギッシュなシーンを作るということ。ジェットコースターに観客を乗せるということです。『ワイルド・スピード』ワールドから独立した、独自のトーンを持つということでもありますね。」
ちなみにステイサム演じるデッカード・ショウが出会うエージェント、ローブを演じたのは『デッドプール2』でXフォースの一員・ピーターを演じたロブ・デラニー。リーチ監督と再タッグ、電話越しながらもライアンとの再共演を果たした格好となった。
ケヴィン・ハート
ライアンと並んで『スーパーコンボ』を彩るのは、ホブス&ショウの前に現れる航空警察官、ディンクリー役を演じたケヴィン・ハートだ。『セントラル・インテリジェンス』(2016)『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018)、そして続編『ジュマンジ/ネクスト・レベル』でドウェインと共演したゆえの、まさしく“友情出演”である。

ディンクリーは飛行機内でホブス&ショウのトラブルを未然に防いだほか、のちにはサモアへの航空券を手配してもいる。リーチ監督いわく、ドウェインは撮影開始前からケヴィンのカメオ出演を検討しており、出られる役柄を探していたとのこと。二人を手助けする存在は脚本に書かれていたため、ここにケヴィンを起用することになったという。監督がイメージしたのは、『リーサル・ウェポン』シリーズでジョー・ペシが演じたレオ・ゲッツだった。
「ケヴィンは彼らしいコメディの痕跡を残してくれる、そして僕たちが今後もこのユニバースを面白いものにしていくことを観客に伝えられる貴重な人物です。僕たちは時に真面目に考え込むこともありますが、このシリーズはファンが楽しめるのが一番ですから。」
ちなみに、リーチ監督はライアン&ケヴィンの起用について「『ワイルド・スピード』をもっと楽しいトーンにしたくて生まれたもの」だと述べ、今後の再登場についても「『ワイルド・スピード/スーパーコンボ:ディンクリー&ロック』なんて面白そうだと思いませんか? 3部作を作れますよ」と冗談を飛ばしている。
映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は2019年8月2日(金)より全国公開中。
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』公式サイト:https://wildspeed-official.jp/
Source: Yahoo!