マーゴット・ロビー&『Saltburn』ジェイコブ・エロルディ、『プロミシング・ヤング・ウーマン』エメラルド・フェネル監督『嵐が丘』で主演決定

『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)『Saltburn』(2023)監督のエメラルド・フェネルが手がける『嵐が丘』の映画化企画にて、『バービー』(2023)のマーゴット・ロビー、『Saltburn』『プリシラ』(2023)のジェイコブ・エロルディが主演を務めることがわかった。米Deadlineなどが報じている。
英作家エミリー・ブロンテの古典小説『嵐が丘』は英ヨークシャーのハワースを舞台に、アーンショウ家とリントン家の間で3世代にわたって繰り広げられる物語。1939年のウィリアム・ワイラー監督版をはじめ、レイフ・ファインズ&ジュリエット・ビノシュが共演した1992年のバージョンや、トム・ハーディとシャーロット・ライリーが共演した2009年のドラマ版など、海外ではもちろんのこと、日本でも幾度も映画化、ドラマ化されてきた文芸作品の代表格だ。
フェネルは2024年7月にプロジェクトの始動をアナウンス。ロビーはアーンショウ家の主人の娘キャサリン役を、エロルディは嵐が丘に引き取られる孤児のヒースクリフ役を演じる。
ロビーは、自らが設立した制作会社ラッキーチャップ・エンターテインメントを率いて、フェネルの過去作『プロミシング・ヤング・ウーマン』『Saltburn』両作でプロデューサーを務めたが、俳優としてフェネル作品に参加するのは本作が初めて。前2作と同様に、本作でもプロデュース業を兼任する。監督、脚本、製作を担うフェネルは俳優として『バービー』にて妊婦ドールのミッジ役としてロビーと共演した繋がりもあり、強力なタッグが待ち望まれている。
エロルディは『Saltburn』にて、主人公オリヴァー(バリー・コーガン)の友人フェリックス役を務め、華やかなルックスとつかみどころのない言動で作品を揺り動かす重要な役割を担っていた。「嵐が丘」もキャサリンとヒースクリフがお互いを長きに渡って翻弄し合う様が作品の肝であるため、ロビーとエロルディが生み出す愛と憎しみのケミストリーが見どころとなりそうだ。
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ちなみに『Saltburn』で主役を務めたコーガンは、Varietyでのインタビューにて、フェネルの『嵐が丘』に興味はあるかと尋ねられた際に「エメラルドの手がける作品なら何でも、僕も参加したいです。彼女は素晴らしいです」と回答している。現時点では確定した情報は一切ないものの、『Saltburn』の2人の再共演にも実現の期待を込めたい。
2025年にイギリスでの撮影を進めるべく、現在はプリプロダクション(撮影前の準備)中の『嵐が丘』。過去2作でも、ヘヴィーな人間関係を、映像や音楽の斬新なアプローチとともに、時にポップに捉えたフェネルが、ロビーやエロルディの才能をさらに開花させることだろう。
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