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『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス、女性監督という評判欲しさに雇われたと吐露「脚本も読みたがらなかった」

パティ・ジェンキンス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/29888573258/ Remixed by THE RIVER

『ワンダーウーマン』(2017)に続き、『ワンダーウーマン 1984』まで成功に導いた立役者、パティ・ジェンキンスが1作目の監督として抜擢された時の不満を吐露している。

前作『ワンダーウーマン』は、男女格差が蔓延るスーパーヒーロー映画やブロックバスター映画としては当時、極めて異例とも言える女性監督を起用した作品。スーパーヒーローが女性ということもあり、当初は興行的にも不安視されていた同作だが、結果は世界中の観客を魅了・感動させただけでなく、女性監督としては異例の記録的な興行成績を収め、パティ・ジェンキンスはハリウッド業界に新風を巻き起こしたのだ。

監督としての実力は言うまでもないが、ポッドキャスト「WTF with Marc Maron Podcast」にてパティ・ジェンキンスは、ワーナー・ブラザースに“実力”を買われたのではなく、“女性”だからこそ監督として抜擢されたことを明かしている。

「彼らは私を注目の的として雇いたかったのです。セットの中を女性として歩き回っていて欲しかったのでしょう。それに彼らのストーリーとビジョンでした。私のアイデアは?となりましたし、彼らは私が書いた脚本を読みたいとさえ思っていませんでしたよ。物事の進め方や見方の違いで、多くの不信感がありました。」

『ワンダーウーマン 1984』では、監督だけでなく脚本家としても名を連ねているパティ・ジェンキンスだが、契約金の条件に折り合いがつかず、「降板しようとしていた」という。当時、ワーナー・ブラザースには「別のスタジオに行って続編じゃない映画を4分の1の金額で作るほうがいい」とまで言っていたようだ。なお、第3作でも監督・脚本として続投することが見込まれているため、契約問題は無事に解決したのかもしれない。

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Source: WTF with Marc Maron Podcast , ScreenRant

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。