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『X-MEN:ダーク・フェニックス』はシリーズの終わりではなく新章に ─ 「変化の時が来た」

X-MEN︓ダーク・フェニックス
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、これまでとは一味違った新章になるそうだ。本作の立ち位置や公開延期について、監督を務めたサイモン・キンバーグがブラジルCinePopのインタビューにて語った。


「変化の時がきた」

2000年より始まった映画『X-MEN』シリーズはスピンオフを除くと、これまでヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンらを中心とした『X-MEN』(2000)『X-MEN2』(2003)『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の旧3部作、キャストを一新して第1作より過去を描いた『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)『X-MEN:フューチャー&パスト』 (2014)『X-MEN:アポカリプス』 (2016)の新3部作が製作されてきた。そして『X-MEN:アポカリプス』の続編となる最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、シリーズで最もリアルかつダークな作品になると言われており、その作風の変化も注目されている。

X-MEN︓ダーク・フェニックス
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

本シリーズを手がける20世紀フォックスは、ウォルト・ディズニー・カンパニーによって買収され、2019年前半にはディズニーとの事業統合が完了する予定。そのため、『X-MEN』シリーズはリブートされ、ディズニー/マーベル・スタジオが製作する『アベンジャーズ』シリーズなどを始めとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参入するのではとの声も。したがって、本作『ダーク・フェニックス』が2000年より続いた『X-MEN』シリーズの最終章になるのではとも噂されている。

『X-MEN:ダーク・フェニックス』はシリーズの終わりか、新章か。キンバーグ監督は、「新章です」と答えた。「トーン的にシリーズを別方向に向かわせていると感じているんです。次の作品が本作と同じトーンになるというよりも、あくまで違うトーンを持てるという意味で」。そして、ブライアン・シンガー監督を中心に築かれた『X-MEN』シリーズに対する想いを語った。

「ブライアンは2000年か2001年、『X-MEN』シリーズ第1作目公開を通じて、ヒーロー映画というジャンルを本当に変化させました。それが20年近く前。もうかなり前ですよね。その当時、実はヒーロー映画はあまり人気ではなかったんです。1990年代半ばに何作か失敗したことで、あの頃はヒーロー映画がほとんど製作されていなかったため、当時『X-MEN』は革命的でした。

でもあくまで、20年も前。だからこそ今、シリーズのルック、感触、トーン、雰囲気を変える時が来たと感じたんです。それは『ダーク・フェニックス』が一歩前進した作品というわけではなく、私であれ誰であれ、次回作を監督する人が、別路線で作ることができる。いや、そう作る必要があるという意味なんです。」

一連の発言で気になるのは、「新章」と発言し、次の作品について言及したことである。これはキンバーグ監督が、『ダーク・フェニックス』がこれまでの『X-MEN』シリーズに結末をもたらすのではなく、次回作へと繋がることを期待しているということだろうか。一方、『ダーク・フェニックス』は次の作品が「別路線で作れる」ための橋渡し的な存在だと言及しているため、必ずしも続編とは考えていないと捉えることもできる。いずれにせよ、非常に意味深な発言だ。

「あと数ヶ月で完成」

また、キンバーグ監督は本作の度重なる公開日延期についてもコメントしている。

『ダーク・フェニックス』は当初、2018年11月2日に全米公開が予定されていた。その後、2019年2月14日予定に3ヶ月延期。そして2018年9月には、さらに4ヶ月後の2019年6月7日に変更されている。この度重なる変更には様々な説が報じられていたが、キンバーグ監督は本インタビューにて、視覚効果に時間を費やす必要があったのが最大の理由だと語っている。

「映画はよく延期しますよ。J・J(・エイブラムス)も『スター・トレック』を1年、その後『スター・ウォーズ』を1年延期して、両方とも素晴らしい作品に仕上げました。僕たちの映画も素晴らしいものとなっていますしね。とにかく視覚効果が仕上がるまで待ちたかったんです。視覚効果が時間的に一番のチャレンジでしたから。本作には非常にたくさんの視覚効果があって、シリーズのどの作品よりも複雑なんです。その大きな原因は宇宙を舞台にしているからですね。描写するのが難しいんですよ。

実は、映画はあと数ヶ月で完成します。でもカレンダーを見つめて、競合的に、タイミング的にいつ公開するのが良いか考え始めた結果、製作会社は夏の超大作として公開するのが良いと判断したんです。深みのある作品であり、スケールの大きい映画ですからね。それで夏の日付を見て、最高な公開日を見つけたんです。」

キンバーグ監督が「素晴らしい」と語る、本作の「最高の公開日」まで半年近くファンは待つことになるが、監督を信じて気長に待ちたい。映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』 は2019年6月全国ロードショー

『X-MEN:ダーク・フェニックス』 公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/darkphoenix/

Sources: CinePop

Writer

Marika Hiraoka
Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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