『スター・ウォーズ』Xウイング機体が国立航空宇宙博物館で展示へ

「R2、出発するぞ!いいんだ、コースを変更する。合流はしない。スミソニアン博物館に行く」とルーク・スカイウォーカーが言ったかどうかはわからないが、アメリカはワシントンD.C.のスミソニアン博物館に、『スター・ウォーズ』のXウイング機体が展示されることが決定した。
Xウイングといえば、『スター・ウォーズ』の反乱軍やレジスタンスが駆る主力スターファイター。ルーク・スカイウォーカーら銀河の英雄たちと歴戦を共にした名機だ。
スミソニアン博物館は、国立航空宇宙博物館のアルベルト・アインシュタインプラネタリウムの展示エリアにXウイングを設置すると発表。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)の撮影で実際に使用されたものが登場するという。エクセゴルの最終決戦に参戦した、オレンジ色のT-70 Xウイングだ。T-70は、従来機より改良されたため小型化が実現している(“大きさは関係ない”と、わが小さき緑の友人は言っている)。
博物館のマーガレット・ワイテカンプ博士も相当な『スター・ウォーズ』ファンのようで、「T-70 Xウイングは次世代機で……」と解説している。「オリジナル3部作でルーク・スカイウォーカーが飛ばしていたのはT-65Bです。最大の違いはフォイルが分かれていること。それぞれにエンジンがついています。T-70では、各翼に大型エンジンを積んでいるんですね。攻撃態勢に入るとエンジンが2つの半球形に開いて分かれるんです」。
展示の機体は、現在は入念な清掃と損傷チェックを行っている最中だという。2022年後半に登場する予定だ。
ちなみに国際航空宇宙博物館は様々な映画にも登場していて、たとえば『ナイトミュージアム2』(2009)であったり、最近では『ワンダーウーマン 1984』(2020)でも舞台のひとつとなった。マーベル・シネマティック・ユニバースでキャプテン・アメリカの展示がなされているのもこの場所だ。もしも将来、国際航空宇宙博物館が映画やドラマのロケ地に使用されたら、このXウイングの機体が映り込むことがあり得るかも……?
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Source:Smithonian Magazine