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ゲーム好きの13歳の少年が、イスラム過激思想に染まる理由 ─ カンヌ監督賞『ヤング・アーメッド』2020年公開決定

Young Ahmed(英題)
PhotoⓒCHRISTINE PLENUS

第72回カンヌ国際映画祭にて監督賞に輝いた、名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作『Young Ahmed(英題)』が2020年に日本公開されることがわかった(配給:ビターズ・エンド)。

ベルギーに暮らす13歳の少年アーメッドは、テレビゲーム好きの普通の少年だったが、尊敬するイマームに感化され、過激なイスラムの思想に少しずつのめり込んでいく。アーメッドは、先生の考えを認めることができず、やがて先生を殺さねばならないと思い込み始めるのだった……。常に社会的弱者の視点に立ち、厳しさと優しさを併せ持つ結末をそっと差し出してきたダルデンヌ兄弟が、「いつか題材にするだろう」と語っていたテロにまつわる物語を撮りあげた。


Young Ahmed(英題)
PhotoⓒCHRISTINE PLENUS

ダルデンヌ兄弟は毎年のカンヌ国際映画祭を賑わしてきた名匠であり、なんと8作品連続でコンペティション部門に選出されるという快挙を達成。過去には『ロゼッタ』(1999)『ある子供』(2005)で最高賞パルムドールを射止めたほか、『息子のまなざし』(2002)で男優賞、『ロゼッタ』で女優賞、『ロルナの祈り』(2008)で脚本賞、そして『少年と自転車』(2011)ではグランプリを獲得。今回の監督賞受賞によって、すべての主要賞を受賞した監督となった。

2019年5月20日(現地時間)の公式上映は大盛況で、英The Guardianは「物語と力強い主人公の演技に引き込まれる。鮮やかな作家性、省略と共感から生み出された力強い作品」、米Varietyは「シンプルだが心を掴んで離さない」、米The New York Timesは「ダルデンヌ兄弟の虜になった」と絶賛した。

ダルデンヌ兄弟 コメント

Young Ahmed(英題)
PhotoⓒCHRISTINE PLENUS

リュック・ダルデンヌ:監督賞はスタッフとともに行なわれる映画づくりの中核についての賞。とてもありがたく思います。生命賛歌の映画を作りたい、と思っていました。生命に訴えかける、世界に開かれた作品を作ることが、映画の使命だと思っています。

ジャン=ピエール・ダルデンヌ:すべての人々に感謝をささげます。特に主人公を演じたイディル(・ベン・アディ)に。彼は本当に素晴らしい演技を見せてくれました。ありがとう。宗教的思想に取り憑かれても、真の人生への目覚め、生への渇望が狂信を打ち砕くことを示したいと思いました。

映画『Young Ahmed(英題)』は2020年 日本公開予定

Writer

THE RIVER編集部
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