若き日のドウェイン・ジョンソンを描く伝記ドラマ「ヤング・ロック」米予告 ─ 2032年から人生を振り返る

若き日のドウェイン・ジョンソンを描く伝記ドラマ「ヤング・ロック(原題:Young Rock)」の米国版予告編を、ドウェイン本人が解禁した。どうやら今から11年後の2032年には、アメリカ合衆国大統領に出馬しているらしい…。
米Universal Television製作の本シリーズは、ドウェインの人生に着想を得た全11話構成のシングルカメラ・コメディ。“ザ・ロック”の異名で活躍したプロレスラー、そして現在はハリウッドスターとしてのキャリアを持つドウェインの“形成期”に焦点が当てられる。ドウェイン本人も各話で登場する。
予告編の冒頭、ハリウッド俳優としてのドウェインやプロレスラー時代、大学でのアメフト選手時代と、これまでの活躍がダイジェストで映し出される。そして、「俺を理解するためには、俺の出自を知る必要がある」というドウェインの声。どうやら2032年の世界にいるドウェインが話しているようだ。
現在と全く変わらないルックスで登場したドウェイン。テレビ番組の司会者が「2032年の大統領選に出馬するドウェイン・ジョンソンさんです」と話すと、ドウェインは「民衆の準備は出来ているのかい?」と答える。これに司会者も「まだですね。これからですよ」と応じ、ドウェインも気持ち良さげだ。
ここで時間軸が過去に逆戻り。姿を現したのは、ハワイで家族と暮らす10歳のドウェイン少年だ。「レスラー一家で育ちました」とドウェインが振り返るように、レスラーの父ロッキー・ジョンソンの空中殺法に熱狂する幼きドウェインが映し出される。
「早くから多くの教訓を学んだよ」と感慨深く顧みるドウェインだが、「普通の少年でもあったんだ」とも語る。続く映像で「最高級のテキーラを頂こうか」と繰り出すドウェイン少年の姿を見ると、“普通の少年”ではないようだが…。
その後も15歳、20歳と成功までの階段を歩む若きドウェインの姿が垣間見える。「アンドレ・ザ・ジャイアントにまつわるかなりイカした話もありますよ」と2032年のドウェインが話すように、少年時代に体験した大巨人に関する逸話も披露されるようだ。
10歳、15歳、20歳のドウェイン役を演じるのは、TV映画やドラマのキャリアを持つ子役エイドリアン・グルール、短編映画やインディペンデント映画に出演を重ねるブラッドリー・コンスタント、『エイリアン:コヴェナント』(2017)のウリ・ラトゥケフ。レスラーの父ロッキー・ジョンソン役に『ハリエット』(2019)ジョセフ・リー・アンダーソン、母アタ・ジョンソン役にステイリー・レイルア、祖母リア・メイヴィア役にアナ・トゥイシラが名を連ねている。
共同脚本・製作総指揮を務めるのは、「フアン家のアメリカ開拓記」(2015-)プロデューサーのナーナッチカ・カーンとジェフ・チャン。ほか製作には、ドウェインと彼の製作会社Seven Bucks Productionからダニー・ガーシアとハイラム・ガーシア、WWE関連の映像作品の数々を手がけるブライアン・ゲワーツらが名を連ねている。
ドラマ「Young Rock(原題)」は、2021年2月16日より米NBCにて放送予定。