フローレンス・ピュー、医療従事者の戦い演じ泣くYUNGBLUDの「Zombie」MVが感動的「まるでテレビドラマ」

フローレンス・ピュー主演、5月31日に公開されたばかりのYUNGBLUD(ヤングブラッド)の新曲「Zombie」MVをご紹介。『サンダーボルツ*』や『We Live in Time この時を生きて』での熱演でも注目を集めるピューはこの作品で、自身の精神を擦り減らしながら懸命に働く医療従事者を演じている。
ライブではステージ上を無邪気に跳ね回る、アグレッシブなパフォーマンスとポップな楽曲が持ち味のYUNGBLUDだが、この楽曲は衝動を抑え大人びたスロウナンバーとなっている。
「ああ 君なしでは生きていけないってわかってる/それでも 世界は回り続ける / ゾンビになった僕を それでも君は望むだろうか?/それでも僕のことを 求めてくれるだろうか?欲しいと思ってくれるだろうか?」YUNGBLUDの粘り気あるボーカルとともに哀愁漂う楽曲に合わせ、医療従事者を演じるピューのセンチメンタルな物語が展開される。
「看護師へのラブレター」と添えられたこのビデオで、それぞれの不安の中にある患者を優しく励ます日々を送る看護師の女性。しかし、彼女自身もひとりになると、疲労やストレスに押し潰されて弱った表情を見せる。一人バスタブに浸かる場面では、鏡に映った彼女に天使の羽が生えているが、本人はそのことに気付いていない。
激しく負傷した女性が救急搬送されてくると、続いてその女性の恋人と思しき男性も追ってくる。男性は狼狽するが、彼女は何もしてやることができない。声にならない叫びをあげ、涙を流す。
それでも日々、患者と向き合い、手を握ってやり、笑顔を見せてやり、回復を祈り、喜ぶ。やがて彼女は、自身の背に守護天使の羽がしっかりと生えていることに気づく……。
「私は看護師ですが、私たちの裏側を描いてくれてありがとう。本当に沁みました」と、動画のコメント欄には寄せられている。ほか、「フローレンスはたった4分で、ドラマチックなテレビドラマを観たような気にさせてくれた…」との声も。
イギリス出身のYUNGBLUDは2017年に登場したばかりの新世代パンクロッカー。現代社会を斜めから見て、異議を申し立てるその反抗的な精神と赤裸々な歌詞、高いファッション性が現代の多くの若者に共感と支持を得ている。
これまでリリースしたアルバムは2度も全英チャート1位を獲得している。マシュメロ、アヴリル・ラヴィーン、マシン・ガン・ケリー、リル・ヨッティ、ブンリング・ミー・ザ・ホライズンなど、ジャンルを超えた数々のビッグ・アーティストらとのコラボレーション作品でも話題に。
SUMMER SONICやブリング・ミー・ザ・ホライズンによるNEX-FEST、さらに単独公演などで来日しており、8月の「SUMMER SONIC 2025」でも来日予定。フォール・アウト・ボーイらとともにステージを共有する。日本のアニメ『怪獣8号』のオープニングテーマソングも提供している。
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