ザック・スナイダー監督、コミックの映像化にはもう興味なしか ─「情熱があまりない」

『ジャスティス・リーグ』(2017)をザック・スナイダー監督の初期構想に基づいて蘇らせる、“スナイダー・カット”こと『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が、2021年3月18日に米国で配信開始された。念願の作品がついに披露目となったわけだが、スナイダー監督は、どうやらコミックを基にした映像化企画にはもうあまり興味がないようだ。
ザック・スナイダー監督といえば、『ウォッチメン』(2007)をはじめ、『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『スナイダーカット』などコミックによる映像化作品を数多く手掛けてきたことでも知られる。2020年11月には、DCコミックス『バットマン:ダークナイト・リターンズ』シリーズを基にした映画化企画への興味も示していたが、いまではあらゆるコミックの映像化への情熱がなくなってしまったようだ。
米Deadlineのインタビューにて、スナイダー監督は、「コミックで映像化したいものはありますか?」と問われたところ、「大好きなコミックはいくつかあります。ずっと前からやりたいと思っていたフランク・ミラーの『バットマン:ダークナイト・リターンズ』だったり」と答えている。しかし、『スナイダーカット』で充分満足しているようで、「ほかのコミックを原作とした映画を作りたいというような強い情熱が、正直に言うとあまりありません」という。
残念ながら、コミックを基にした映像化作品を、スナイダー監督が手がけることは少なくともしばらくはなさそう。しかし、燃え尽き症候群にまでさせた『スナイダーカット』への期待はますます高まるばかりだ。
Source:Deadline