ザック・スナイダー製作総指揮、「北欧神話」アニメ版が製作進行中 ─ 気鋭のアーティストが監督務める

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のザック・スナイダー監督による、北欧神話を基にした新作アニメシリーズ(タイトル未定)の製作が始まっていることがわかった。2020年7月25日、オンラインイベント「Justice Con」でアーティストのジェイ・オリヴァが語った。
2019年7月に第一報が報じられた本作は、Netflix製作のもと、スナイダーが原案・製作総指揮を、オリヴァがショーランナー・監督・製作総指揮を担当。『ウォッチメン』(2009)のアルティメット・カット版でアニメーションを取り入れたスナイダーだが、テレビ向けにアニメーション作品を手がけるのは今回が初めてとなる。監督のオリヴァは『バットマン vs スーパーマン』『ジャスティス・リーグ』(2017)でストーリーボードを担当しており、ザックとの信頼関係は十分だ。
このたび、オリヴァは本作の製作が進行中であることを明かし、「Netflixがすごく乗り気になってくれたので、ザックをアニメの世界に連れてくることができました。ザックには“カッコいいことも、笑えることもやれますよ”と言ったんです」と語った。Netflixとスナイダーは、次回作となる新作ゾンビ映画『Army of the Dead(原題)』でもタッグを組んでおり、同作でもオリヴァはストーリーボードを手がけている。三者の関係性があって、この“北欧神話アニメ”が動き出したというわけだ。プロデューサーにはザックの妻デボラ・スナイダー、『ジャスティス・リーグ』などのウェスレイ・コラーも参加している。
ちなみにオリヴァは、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)や『ワンダーウーマン』(2017)、DCドラマ「タイタンズ」(2018-)、さらには多数のアニメーション作品にも参加。同じくNetflix製作による新作アニメ「TRESE(原題)」でもショーランナー&監督を務めている多忙の身だ。同作はフィリピンのスリラー/ホラーコミックを映像化するもので、フィリピンの神話が基になっている。フィリピン系アメリカ人であるオリヴァにとっては渾身の企画であり、本人いわく「もうすぐ発表を控えている」とのこと。どちらも楽しみにしておこう。
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Source: Justice Con, Variety