Menu
(0)

Search

ディズニー実写版『白雪姫』ラテン系の主演女優が起用の批判をアンドリュー・ガーフィールドに語る

レイチェル・ゼグラー
Photo by Miniwheats2017 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rachel_Zegler_1.jpg | Remixed by THE RIVER

米ウォルト・ディズニー・カンパニーが手掛ける『白雪姫』の新たな実写映画『Snow White(原題)』で主人公の白雪姫役に抜擢されたのは、映画初出演作にしてスティーヴン・スピルバーグ監督最新作『ウエスト・サイド・ストーリー』の主演を務めたレイチェル・ゼグラー。このたびゼグラーは米Variety主催の対談企画の場で、起用当時にTwitter上で受けたという批判について振り返った

本作『Snow White』の詳細は定かでないものの、これまで白人俳優によって演じられてきた白雪姫役にラティーナ(ラテン系アメリカ人)であるゼグラーが起用されたことが、2021年6月の発表時に大きな話題となった。ゼグラーは「夢が叶いました」とInstagramに喜びを綴っていたが、すでにこの時から批判的な声を目にしていたという。

対談相手のアンドリュー・ガーフィールドより、「あなたこそ白雪姫です。正史の白雪姫。どんな気分ですか?」と聞かれたゼグラーは、「本当に実現することなんて絶対にないと思っていました」と返答した上で、「ラテン系のアクセントで話す白雪姫は普通見ないですからね」と切り出した。

「『白雪姫』は、スペイン語圏の国でもすごく重要な作品なんですけどね。Blanca Nieves(ブランカ・ニエベス、スペイン語で“白雪姫”の意)は、ディズニーアニメであれ他のリメイクであれ、グリム童話であれ、どんな物語においてもアイコン的な存在です。でも、私のような人や私がそういう役を演じていることは珍しいですからね。」

時おり笑顔を交えながら話していたゼグラーだが、ここでふと思い出したような表情で、「発表された時はTwitterで何日もトレンド入りするほどの大きな反響がありました。(起用に)怒ってしまった人々がいて」と当時受けた批判を振り返った。これに、アンドリューも共感した様子で「あぁ、そういう人たちなんだね」と返答。2代目ピーター・パーカー/スパイダーマン役として知られるアンドリューも演じ始める前から批判を受けたことがあったからだろう、ゼグラーに「僕たちが教育しなければいけないです。そのような方々には、愛をもって気づかせてあげなければ」と温かい言葉をかけた。

本企画を巡っては、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)で知られる小人症の俳優ピーター・ディンクレイジが、「白雪姫と七人の小人たち」の物語を現代で映像化することに対して疑問を呈し、物議を醸していた。ディンクレイジのコメントに声明を出したディズニー側は「我々は小人症コミュニティの方々との相談を重ねながら、7人のキャラクターに対して異なるアプローチを取っております」との意思表示を強調した。小人のみならず、白雪姫についても“異なるアプローチ”が取られていくと見られるが、演じるゼグラーも「私たちは愛をもって正しい方向に導かなければいけませんね」と改めて思いを語った。「そうして初めて、好きな仕事をやることができて、ラティーナのプリンセスになることができるんです」。

ちなみに本作では、アンドリューも『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで仕事を共にしたマーク・ウェブ監督がメガホンを取る。

あわせて読みたい

Source: Variety

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly