『007』故ショーン・コネリー愛用のアストンマーティン、オークション出品へ ─ 推定落札価格は2億円超

『007』シリーズ初代ジェームズ・ボンド俳優として知られ、2020年に90歳で他界したショーン・コネリーが愛車として所有していたアストンマーティン DB5(Aston Martin DB5)が、オークションに出品されることが分かった。主催団体の米Broad Arrow Auctionsが発表している。
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アストンマーティンといえば、『007』映画シリーズと長きに渡るパートナー関係を築いてきたカーブランド。なかでもアストンマーティン DB5は、『007』シリーズで初めて導入されたアストンマーティンの車種として知られ、1964年公開『007 ゴールドフィンガー』で初登場を果たした。その後、『007 サンダーボール作戦』(1965)でも再びボンドがハンドルを握り、直近作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)にもフィーチャーされたことで話題となった。
このたびコネリーの遺族の協力の下で出品されたアストンマーティン DB5は、『ゴールドフィンガー』と同じく1964年式のもの。撮影に使用されたわけではなく、コネリーがプライベートで所有していたものだという。推定落札価格は140〜180万ドル、日本円にして1.8〜2.3億円(1ドル=128円換算)と早くも超高値予想だ。
オークションの開催日時は、米時間2022年8月18日。米カリフォルニア州のMonterey Jet Centerにて開催されるという。なお、オークションの落札額は、生前のコネリーが主催していた慈善団体Sean Connery Philanthropy Fundに全額寄付される。詳細は公式サイト(英語)でご確認いただきたい。
ちなみに、コネリー版『007』シリーズの撮影で使用されていたアストンマーティン DB5のうち1台は、1980年代に何者かによって盗まれていたことが判明している。2021年には同車が中東諸国で転々としていることが盗品専門家によって特定されているが、発見には至っていない。