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『007』新プロデューサーに『スパイダーマン』&『ハリー・ポッター』コンビが就任 ─ Amazon・MGMの新体制で

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
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『007』新作映画のプロデューサーとして、『スパイダーマン』シリーズのエイミー・パスカルと、『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのデヴィッド・ハイマンが就任したことがわかった。Amazon/MGMが正式に発表した。

2022年2月、Amazon/MGMは『007』シリーズのクリエイティブを継承することを発表。過去作品のプロデューサーであるマイケル・G・ウィルソン&バーバラ・ブロッコリとともに合弁会社を設立してシリーズの知的財産権を管理すること、ウィルソン&ブロッコリが今後のプロジェクトに直接関わらないことが明らかになっていた。

パスカル&ハイマンの就任により、長らく動いていなかった『007』新作映画がついに動き出すものとみられる。パスカルとハイマンは、それぞれ自身の製作会社であるPascal PicturesとHeyday Filmsを通じて参加。次回作以降も継続的に関わるのか、ひとまず一作限りの関与となるのかは明らかになっていない。

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就任にあたり、パスカル&ハイマンは「ジェームズ・ボンドは映画史上最も象徴的なキャラクターのひとりです。素晴らしい映画の数々を生み出してきたバーバラ・ブロッコリ&マイケル・ウィルソンの跡を継げることを光栄に思うとともに、ボンドの精神を活かした次の冒険に乗り出せることに興奮しています」との声明を発表した。

『スパイダーマン』『スパイダーバース』シリーズを手がけてきたパスカルは、ゼンデイヤ主演『チャレンジャーズ』(2024)でAmazon/MGMとのタッグを経験済み。現在進行中のフィル・ロード&クリス・ミラー監督『プロジェクト・ヘイル・メアリー(原題)』や、ドラマシリーズ「スパイダー・ノワール(原題)」もAmazon/MGM作品だ。

また、『ハリー・ポッター』『ファンタビ』シリーズのハイマンは、『パディントン』シリーズや『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)『バービー』(2023)など多彩な作品を手がけている。現在はドラマ版「ハリー・ポッター」も進行中で、Amazon/MGMとは初めての顔合わせだ。

Amazon MGM Studiosの映画部門を統括するコートニー・ヴァレンティ氏は、ブロッコリ&ウィルソンの仕事に敬意を払い、『007』に「非常に大きな責任感をもって取り組んでいる」とコメント。パスカル&ヘイマンが巨大フランチャイズを成功させてきたことに触れ、「最も熟練の、豊かな経験を持ち、尊敬される映画プロデューサー」と称えた。「ジェームズ・ボンドの次なる章でともに仕事ができることを光栄に思います。また、最も愛されるキャラクターの完璧なレガシーを守った物語を世界中の観客に届けられることを楽しみにしています」。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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