『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』爆薬量の多さでギネス世界記録に認定されていた ─ ダニエル・クレイグ版では3度目

ダニエル・クレイグ最後の『007』シリーズ『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、ギネス世界記録に認定されていたことがわかった。ダニエル版シリーズでは、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)『007 スペクター』(2015)に続く3度目のギネス記録更新となる。
このたび『007』シリーズの米公式YouTubeチャンネルは、特殊効果スーパーバイザーのクリス・コーボールドがギネス認定までの経緯を説明する動画を投稿。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』が更新したギネス記録は、「映画の1テイク内の爆発で使用された史上最大の爆薬量」において。『007 カジノ・ロワイヤル』では「自動車の横転における最大回転数」、前作『007 スペクター』では「映画史上最大の爆破シーン」としてそれぞれギネス認定されているが、今回はまた別のカテゴリーで更新した。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』がギネス記録に認定されたのは、2019年10月8日。英イングランドのソールズベリー平原で行われた撮影時だ。コーボールドによれば、ギネス記録挑戦のきっかけとなったのは、爆発シーンに携わった企業Event Horizonから『007 スペクター』で認定されたものとは別のカテゴリーが存在することを教えてもらったことだという。
「映画の1テイク内の爆発で使用された史上最大の爆薬量」の当時の記録は、65キログラム。一方『ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、136.4キログラムの爆薬量が用いられ、倍以上の差をつけて記録を更新した。これを説明するコーボールドの表情は誇らしげだ。
説明によると、記録を更新した爆発は、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラストシーンのために実施されたもので、特殊効果を用いて劇中に挿入されたという。0:54〜が、劇中の該当シーンだろう。およそ16年間に渡ってジェームズ・ボンド役を全うしたダニエル・クレイグも、文字通りド派手に有終の美を飾ることとなった。
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Source: Guinness World Records(1,2),007.com