【全米で超高評価】日本未公開!2016年期待の傑作映画BEST3を一足先にチェックせよ

我々、日本に住むハリウッド映画ファンは、現地公開日と日本公開のタイムラグに永年煮え湯を飲まされてきました。何も知らない少年の頃は、「きっと日本語字幕や吹き替え版を作るのに時間かかってるんだろうなあ、戸田さん松浦さん頑張ってー!」なんて思っていましたが、こう少なからずITリテラシーが身についてくると、話題作が日本公開を待たずしてBlue-rayDVDソフト化、そしてそこにはしっかり日本語字幕が入っていたりするなんてことが判るようになり、どうやらこれは字幕や吹き替え版がどうこうっていう話ではないぞと、日本の配給会社側の大人の事情ってやつだぞと、忸怩たる思いを味わうようになりました。
筆者としては、日本の制作会社や配給会社に、「そんな寝言みたいなケータイ小説や、誰も得しないジョジョとかハガレンとか実写化してないで、ガンガン海の向こうの映画持ってきてくれよ!」と切なる願いをぶつけたいところですが、若年層の洋画離れが著しい昨今、そういうわけにもいかんのだろうと無理矢理納得することにしています。映画『るろうに剣心』とか『ちはやふる』は面白かったしね。

そんでまあ、それならば気持ちを入れ替えて、タイムラグがあるということは、現地での評判を確認してから日本公開を待てるので、大ハズレを引く機会が減る、というメリットがあります。こういう「答え合わせ」的な映画の見方を邪道ととらえる向きもあるとは思いますが、必ずしも海外で高評価を得たからといって面白いとは限らないので、そこは大目に見て頂きたいです。


この項では、2016年全米公開済み日本未公開で、なおかつ高評価を得ている映画の中から、筆者的にストライクゾーンど真ん中な映画を3本ご紹介します。日本公開が決定しているわけではない作品もありますので、そこもご容赦ください。

1. The Nice Guys

日本公開日未定、シェーン・ブラック監督、ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング主演のコメディ・スリラーです。舞台は1970年代のロサンゼルス、もうこの設定だけでかなりそそりますね。
腕っぷしが自慢の荒くれ示談屋(ラッセル・クロウ)が、失踪した親戚の娘を探すため、過去に事件がらみで腕をへし折った因縁のある私立探偵(ライアン・ゴズリング)を無理やり相棒に仕立てあげる。ところが簡単な事件と思われた捜索は、思いもよらぬ巨大な陰謀へと繋がっていき・・・?

『ビバリーヒルズコップ』や『48時間』を彷彿とさせるバディムービー。監督のシェーン・ブラックは『アイアンマン3』で有名ですが、『リーサルウェポン』『リーサルウェポン2』『ラストボーイスカウト』『キスキスバンバン』の脚本を手掛けた「バディムービー界では右に出る者がいない巨匠」でもあります。そこにラッセル・クロウとライアン・ゴズリングが主演するとなれば、面白くならないわけがないのです。

 

2. Green Room

先日ショッキングなニュースが飛び込んできました。新スタートレックで若き航海士チェコフを演じる米俳優アントン・イェルチンさんが交通事故で亡くなりました。非常に痛ましい事件で、一映画ファンとしてはご冥福を祈ることしかできませんが、今秋公開予定の『スタートレック:ビヨンド』と並んで彼の遺作となってしまったのが、この『Green Room』です。

こちらは公開されるや、ファンタスティック映画祭やトロントなど各国の映画祭で台風の目となった映画で、アウトラインは、太平洋岸ツアー中の若手パンク・バンドが、ライヴ会場でネオナチ集団の犯罪を目撃してしまい、ライヴハウスに閉じ込められ命を狙われるという、シチュエーションスリラーです。こちらも日本公開日は未定です。

3. Jungle book

ジャングルブック。2016年8月11日日本公開。こちらの監督もMCUにてキャリアアップしたジョン・ファブロー(『アイアンマン』『アイアンマン2』『シェフ』)。なんとなく『アーロと少年』ぽいルックスに、「またかよ」感がありましたが、こちらは全米で公開されるや3日間で1億ドルの興行収益をあげるまさかの超大ヒット。この作品は、イギリス人作家ラドヤード・キップリングの名作童話を原作とした実写映画です。

主人公モーグリ役に抜擢されたのは、2000人ものオーディションから選ばれた12歳の新人ニール・セディ。「彼に特別な“何か”があるのは一目瞭然だった」と監督も語る新星が、物語に登場するたった1人の“人間”を演じます。脇を固める動物たちの声を、ベン・キングスレー、ビル・マーレイ、クリストファー・ウォーケン、スカーレット・ヨハンソンとまた豪華な顔ぶれが演じます。“アバター以来”との呼び声高い「見たことのない世界」を、こちらはもうすぐ日本で鑑賞することができます。

 

About the author

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたい不惑。

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Comments

  • Yoshiko Nakano CL 2016年6月24日 at 1:04 PM

    Green Room、やはり公開未定ですか。FBフレンドになっている’80’sロックスターがカメオで出てしまっている(ロケしたライヴハウスにたまさか出演してた)というのもあって、身内で話題になっていたため、散々公開予定を探したのですが出てこない訳です。でも、作品自体もいいようで、ますます見たくなりましたが、これで話題になって公開決定に至っても、毎度おなじみ「東京単館上映」で、我々関西人にとっては、「蛇の生殺し」以外の何物でもなくなるのがツライ所です。

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