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マーベル・スタジオ、2018年サンディエゴ・コミコンで新作映画の出展なし?ドラマ『アイアン・フィスト』は出展へ

マーベルのロゴ

世界最大級のポップカルチャーの祭典、サンディエゴ・コミコンの開催が2018年7月19~22日(米国時間)に迫っている。例年通り、数々の映画やドラマなどから新情報が発表されること、キャスト・スタッフがファンの前に姿を見せることへの期待は高まる一方だ。

ところが今年は、昨年とはやや状況が異なる。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を4月に公開したばかりのマーベル・スタジオは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画に関するパネルイベントを出展しないというのだ。米Deadline誌が伝えている。

2018年4月下旬、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、2018年のサンディエゴ・コミコンでは「ホールH」(最大会場、約6,500人収容)でのイベント開催を見送ると述べていた。
マーベル・スタジオがサンディエゴ・コミコンのホールHに登場しないのは2015年以来のこと。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でファンの注目度が最高潮に達するなかではあるものの、『キャプテン・マーベル』や2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の新たな映像や情報は発表されないとみられる。ただしケヴィン社長は、サンディエゴ・コミコンでマーベル・シネマティック・ユニバースの10周年を記念する催しを予定しているとも明かしていた。

マーベル・スタジオの存在感がやや薄まる一方で、Deadline誌は、ドラマ制作部門のマーベル・テレビジョンが複数のパネルイベントを実施する可能性があると記している。
同誌によれば、Netflixドラマ『Marvel アイアン・フィスト』より主演のフィン・ジョーンズが登壇する予定になっているほか、出演者やプロデューサー陣を交えてシーズン2のプレゼンテーションが行われるとみられている。また『Marvel パニッシャー』や『Marvel デアデビル』のイベントが開かれるという噂もあるが、真相はコミコン側からの正式発表を待つほかないだろう。

ちなみにマーベル・スタジオは、『アベンジャーズ』第4作ののちに制作する作品のラインナップを2019年夏に発表する予定だ。ひとまず今年は10周年を祝うことに集中して、マーベル・スタジオの大きな発表は来年を楽しみに待つべし、ということか……。

Sources: Deadline, SR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。