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『三体』Netflix実写版、初映像が公開 ─ シーズン1は撮影完了済み

『三体』(早川書房)

中国の長編SF大作小説『三体』Netflixにより実写化されるドラマシリーズ「3 Body Problem(原題)」より、初映像となるメイキングクリップが公開された。Netflixのグローバルファンイベント「TUDUM」にてお披露目となった。

『三体』は、劉慈欣による小説。ニュートン力学の「三体問題」を一つの題材に、地球より遥かに進んだ文明を持つ「三体星人」と人類による数世紀にまたがる戦いを描く。

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「三体星人」が地球に向けて放った艦隊が450年後に到着することを知った人類は、450年かけて三体文明に対抗すべく科学技術の発展に挑む。これを妨害すべく、三体文明はナノドロイド「智子」を地球に送り込む。滅亡を控えた人々の思想が分断され混沌を極める中、人類文明の生き残りをかけた様々な作戦が打ち立てられていく。

全三部に及ぶ壮大なSF小説を、Netflixが野心と共に実写シリーズ化する。製作総指揮に挑むのは世界最大級のファンタジー大河「ゲーム・オブ・スローンズ」で成功を収めたD・B・ワイス&デヴィッド・ベニオフら。

出演者は「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・ブラッドリー、リーアム・カニンガムや、『アンビュランス』(2022)エイザ・ゴンザレス、『ドクター・ストレンジ』(2016)ベネディクト・ウォン、『007は二度死ぬ』(1967)『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)のツァイ・チン、『シカゴ7裁判』(2020)のアレックス・シャープ、「ウォッチメン」(2019)のジョバン・アデポ、「The Brokenwood Mysteries(原題)」(2014-)のジェス・ホン、『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021)のサーマー・ウスマニ、「ARROW/アロー」(2012-2020)のシー・シモオカ、「何様なのよ?」(2019-)のマルロ・ケリー、新人俳優のジン・ツェら。

映像によると、同作はすでにシーズン1の撮影を終え、編集作業に移るところだという。映像では、「紅岸基地」と思しき研究所や、日本刀を携えた智子らしき姿も見られる。

『三体』作中には、およそ映像化不可能と感じられる超次元的な描写が多い。映像ではジェス・ホンが「原作を読んだ人は映像の再現度に驚くはず」と自信を語っている。数々のSF賞や文学賞を総ナメにし、日本でも話題を呼んだ『三体』は、Netflixのもとでいかに映像化を果たすのか。

Netflixシリーズ「3 Body Problem(原題)」は2023年独占配信

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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