【8年後問題】『スパイダーマン:ホームカミング』時系列の謎は問題なし!マーベル・スタジオ、公式タイムラインをいずれ発表予定

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のファンにとって、映画『スパイダーマン:ホームカミング』は“問題作”だった。
物語は『アベンジャーズ』(2012)の直後、チタウリの襲撃を受けたニューヨークから始まった。本作のヴィランとなるエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)が戦闘現場の後処理に着手する場面だ。しかしその直後、スクリーンには堂々と「8 YEARS LATER」というテロップが映し出される……。

これまでのMCUでは、映画の公開年と劇中の時間がほぼ一致していると考えられてきた。したがって『アベンジャーズ』は2012年の物語で、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)以後である『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年の物語になるはずなのだ。では、テロップは「8年後」ではなく「5年後」が正しいのではないか?
その問題の映像は、米ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントの公式YouTubeチャンネルにて確認することができる。

多くのMCUファンは、この「8年後問題」をなんとか解釈しようとしてきた。どこで時系列の計算がズレたのか、なぜズレたのか、自ら年表を作成しながら考察を繰り広げる者も少なくなかったほどだ。もっとも、そのなかには「スタッフがボンヤリしていたのではないか」「マーベルのチェックが甘かったんじゃ?」という意見もあった。

しかし安心してほしい。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『スパイダーマン:ホームカミング』の時系列に問題がないこと、かねてから存在するといわれている「MCUの公式タイムライン」をいずれ公開する方針であることを明かしている。

「公開年=劇中の時間」ではない!

最新作『マイティ・ソー バトルロイヤル』のため米CinemaBlendの取材に応じたファイギ社長は、『スパイダーマン:ホームカミング』で生じた「8年後問題」にこんなコメントを発している。なんでも、ファンの間で議論が繰り広げられたことはマーベルのスタッフもよく知っていたようだ。

「(ファンの)話し合いから、“いつになるかわからないけど、いつかタイムラインを発表しよう。そして全てを知ってもらおう”と思いました。(「8年後」表記は)みなさんを混乱させようとしたものではなかったんですが、同じことを繰り返してしまわないか心配に思っています。けれども、僕たちが決めたものにはすべて繋がりがあるんですよ。」

そしてファイギ社長は、MCU作品の時系列について改めて明言している。

「新聞があったり、あるいは年号を言葉で示したりと特別なことをしていない限り、それぞれの映画に年代を定めたことはありません。“この映画は2017年11月公開だから、2017年11月が舞台に違いない”という仮定があるかと思いますが、それは違うんです。」

 

なおMCU全体の時系列について、ファイギ社長はそのキーポイントをこう説明している。

「僕は『スター・ウォーズ』で、ヤヴィンの戦いが描かれたタイムラインが大好きなんです。すべてがヤヴィンの戦いの以前か以後、そのどちらかなんですよ。僕たちも同じことをしていて、その基準はトニーが“私がアイアンマンだ”と言ったこと。すべてはそれ以降、それ以前の出来事になるんです。すべてが始まったビッグバンですね。発表されるタイムラインは、すごくクールで、ドク・ブラウン(編注:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)の黒板みたいに複雑なものになりますよ。」

『スパイダーマン:ホームカミング』の時系列に何の問題もないとすれば、ある意味では逆に謎が深まる部分もあるだろう。しかし、その謎はいずれマーベル・スタジオによってきちんと解決されることになるらしい。

2008年『アイアンマン』から始まったMCUの物語は、ひとまず2019年公開の『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル不明)で一つの区切りになるといわれている。公式タイムラインが公開され、すべての真相が明らかになるのは、きっと『アベンジャーズ』第4作の劇場公開以降になるのではないだろうか。

映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日に日本公開され、現在も一部劇場にて上映中(10月13日時点)。

Source: https://www.cinemablend.com/news/1712910/kevin-feige-finally-addressed-the-spider-man-homecoming-timeline-controversy
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1989年生まれ。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはわかりづらいまま、少しだけわかりやすくしてお届けできればと思っております。

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