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『アベンジャーズ4』は「決定的な結末になる」 ― 理想は『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』マーベル社長が断言

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』について、2018年4月、興味深い証言を残していたことが明らかになった
2019年公開の第4作を経て、マーベル・シネマティック・ユニバースは次なる展開に移行していく。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『スパイダーマン』の続編映画は順調に制作が進められているほか、『ブラックパンサー』の企画も存在するのだ。しかしケヴィン社長は、『アベンジャーズ』第4作は「決定的な結末」になると断言する。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より © Marvel Studios 2018

「最高の物語には終わりが来るもの」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の公開直後、ケヴィン社長は加Toronto Sun紙のインタビューに登場。来たる第4作について「(『インフィニティ・ウォー』とは)まったく異なるトーンながら、きわめて直接的に繋がっている」と説明したケヴィン社長は、同作をもってマーベル・シネマティック・ユニバースに“区切り”どころではなく、物語の結末を用意していることを強調した。

「最高の物語には終わりが来るものです。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)は、長いあいだ(物語の)結末だった。1983年の私は10歳でしたが、続編が登場するまでの30年間、(あの結末に)支えられてきたんです。スーパーヒーロー映画でそういうものは未だ作られていません。新たな俳優たちが登場し、新しい物語がすぐに始まりますが、そういう道を選びたかったんです。なぜなら最高の物語では、ストーリーに決定的な結末が与えられるから。」

このようにケヴィン社長は、過去10年間の物語を「決定的に」完結させる意志を示している。ただし、同時にユニバースを未来へ繋げていく意欲を語ることも忘れてはいなかった。

「コミックのあらゆるストーリーが続いてきたのと同じように、(映画の)世界も未来へと長く続いていくことを願っています。現時点では10年ですが、コミックには50年、60年、70年続いてきたヒーローがいる。ですから、長く続けていくことを望んでいます。それでも(『アベンジャーズ』第4作で)ストーリーを終わらせることはできる。[中略]
これまで描いてきたユニバースや世界、キャラクターの多くは、まだ私も知らないような予想外の方法で先へと進んでいくでしょう。ただし、10年以上にわたる22本の映画には決定的な結末がやってきます。そうあるべきだと思ったんですよ。」

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは2018年9月5日に発売される。

Source: Toronto Sun
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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