『アベンジャーズ4』クリス・エヴァンス「ガッカリさせない」と絶対の自信明かす ― エリザベス・オルセンは「事態は悪くなる一方」発言

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)に続いて登場する、マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成となる映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』について、出演者たちが少しずつ口を開き始めた。
2018年10月12~14日(米国時間)に開催された「Ace Comic Con Midwest 2018」に、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスやロキ役のトム・ヒドルストン、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、ネビュラ役のカレン・ギランらが登場。ファン待望の『アベンジャーズ』第4作に関する質問に応じている。

クリス・エヴァンス、『アベンジャーズ4』への自信語る
イベントのトークに登場したエヴァンスは、司会者の「今後の作品で、ファンの皆さんに一番見てもらいたいところは?」という、遠回しに作品の中身を語らせようとする質問にうなだれると、笑いながら「ほんとに何も言えないんですって…」と言いつつ、『アベンジャーズ』第4作への自信をにじませた。
「(『アベンジャーズ4』には)すごく良いところがたくさんありますから。これまでマーベルは、自分たちの仕事についてきちんと理解していることを証明してきたように思います。自分たちのやっていることを分かっていて、躊躇したことはないと思う。最大の失敗は、ほかのスタジオが(マーベル・シネマティック・ユニバースの成功による)恩恵を受けたこと(笑)。マーベルは失敗しないし、今回の映画でも失敗していないんです。」
ここでエヴァンスは、『アベンジャーズ』第4作が『アイアンマン』(2008)に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの到達点であること、数多のシリーズがクロスオーバーする一本であることを再び強調している。
「こんなことは今までになかったし、再び実現するかどうかもわかりません。マーベルはこの映画で地上に新しい旗を立てるし、作品に全力を注いでいる。皆さんをガッカリさせることはないでしょう。」
エヴァンスが作品やマーベル・スタジオへの信頼を語っている一方で、ネビュラ役のカレン・ギランは『アベンジャーズ』第4作の撮影を終えてもなお、映画の内容をほぼ把握していないことを明かしている。秘密主義が徹底された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に続いて、ギランは脚本を渡されないまま撮影に臨んだというのだ。
「映画の脚本すらもらえなかったので…私も映画を観るのを楽しみにしてるんです。一体何が起こってるのか、私のシーンは映画にどう組み込まれてるのか。でも、本当に素晴らしい作品になってると思うんですよ。」
ただし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で死亡あるいは消滅したキャラクターを演じている俳優ふたりは、やや不穏な発言を会場にもたらした。
前作冒頭でサノスに殺されてしまったロキ役のトム・ヒドルストンは、インフィニティ・ストーンの効果で消滅したスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンに「『インフィニティ・ウォー』の結末で起こったことは一種の犠牲ですよね。ロキにも似たところがあるし」と一言。しばしの沈黙が流れた後、オルセンは会場を見つめながらこう呟いている。
「事態は悪くなっていく一方ですから(笑)。」
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)より米国公開予定。
Sources: Ace Comic Con(1, 2)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ