「エージェント・オブ・シールド」米ABC局、女性ヒーロー主役の新マーベル・ドラマを企画中 ― 『ワンダーウーマン』脚本家が登板

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」(2013-)や「エージェント・カーター」(2015-2016)などを手がけた米国のテレビ局ABCとマーベル・テレビジョンが、女性ヒーローを主人公とした新たなドラマシリーズを企画していることがわかった。米Deadlineが報じている。
報道によると、新ドラマシリーズの主人公となるのは「スーパーパワーを有した女性キャラクター」。マーベル作品の例によって詳細はいまだ不明だが、Deadlineは「あまり知られていないマーベル・キャラクターを描く」作品になると記した。有名女性ヒーローではなく、コミックファンのみぞ知るキャラクターの映像化になるとみられる。
マーベル・テレビジョン&ABCは、本シリーズの脚本と製作総指揮に『ワンダーウーマン』(2017)を執筆したアラン・ハインバーグを起用。コミックのライターとして活動したキャリアのほか、「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ギルモア・ガールズ」、「The O.C.」、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」など数々のドラマに携わってきたクリエイターだ。女性ヒーロー主役のドラマを手がけるには申し分ない人材だろう。なお、同じく製作総指揮にはマーベル・テレビジョン代表のジェフ・ローブが就任する。
2018年8月中旬、ABCエンターテインメントのチャニング・ダンジー社長は、マーベル原作ドラマの企画が複数存在することを明らかにしていた。報道によるとABCはマーベルドラマの製作を優先的に検討しており、特に本企画は高い優先順位にあるという。
ちなみに本企画はマーベル・テレビジョンが製作を担当する以上、本企画もマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品として製作されるものとみられる。先日、MCUの映画作品を製作するマーベル・スタジオによって、ロキやスカーレット・ウィッチといったキャラクターのスピンオフドラマが計画されていると報じられたが、そちらとは同じMCU作品でも製作元が異なるわけだ。ドラマの世界でもキャラクターの住み分けが進んでいく気配がするが、ファン待望のクロスオーバーは果たして実現するのか…?
Source: Deadline
Eyecatch Image: Photo by Chris Jackson