「エイリアン:アース」は「『エイリアン』の本質、地に足着いた生々しくリアルな世界観」に期待せよ

『エイリアン』シリーズ初の実写ドラマ「エイリアン:アース」は、リドリー・スコットによる本家『エイリアン』の真髄を感じられる、世界観確かな拡張作となりそうだ。キャスト陣が米Colliderにて話している。
「エイリアン:アース」の舞台はシリーズ1作目『エイリアン』の2年前となる2120年。「宇宙の果てにいた5種の生命体」が地球に飛来し、人間の意思を委嘱されたハイブリッド・アンドロイドが回収任務に向かう。

主人公であるアンドロイドのウェンディ役を演じるシドニー・チャンドラーは、「正直、脚本の最初の10ページ、いや、5ページを読んだだけで、もう世界観が見えてきました。そこには規律があって、地に足着いていて、ディティールもたくさんあって、どこに進んでも『エイリアン』の本質である、地に足着いた生々しくリアルな世界観は保たれるだろうと思いました」とコメント。興味深いことに、キルシー役のティモシー・オリファントも同様に「地に足着いた」という表現を用いて、次のように語っている。
「僕は、この作品が非常に地に足着いていること、広大で、巨大で、興奮と恐怖が入り乱れていることに本当に衝撃を受けました。セリフも味わい深い。最終的には、あのセリフが言いたい、あのシーンがやりたい、と思うようになりました。」
オリファントは本作の撮影が待ちきれなかったといい、キャラクター主体で進むドラマを大いに評価している。
「僕の演技テクニックは、今ではセリフを暗記するだけになっていますが、ただ暗記するだけでもとても楽しかった。だから、どれだけ壮大であっても、みんなやキャラクターたちが主導権を握り、そして非常に味わい深いと言うのが、彼(ノア・ホーリー)の作品の真の証になっていると思います。」
本作は、世界を席巻した「SHOGUN 将軍」や、人気シリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」などの米FXが製作。シリーズの生みの親でもあるリドリー・スコットをはじめ、デイビッド・ツッカー、ジョセフ・イベルティ、ダナ・ゴンザレス、クレイトン・クルーガーが製作総指揮。ショーランナーはサスペンスドラマとして高い評価を得た「FARGO/ファーゴ」や、「レギオン」等の海外ドラマシリーズを手掛けてきたノア・ホーリーが務める。キャストには、シドニー・チャンドラー(『ドント・ウォーリー・ダーリン』、ドラマ「シュガー」)、アレックス・ローサー(ドラマ「このサイテーな世界の終わり」)、ティモシー・オリファント(ドラマ『マンダロリアン』)らが名を連ねる。

「エイリアン:アース」は全8話構成。ディズニープラス スターにて日本時間の8月13日に第1話・第2話が配信された後、毎週1話ずつ水曜日に配信される。
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Source:Collider