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『エイリアン』最新作は本気の残酷描写に期待せよ ─ 「グロくて見ていられなかった」と出演者

エイリアン
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『エイリアン』シリーズの新作映画『エイリアン:ロムルス(原題)』は、『ドント・ブリーズ』(2016)のフェデ・アルバレス監督による容赦のない残酷描写も見どころになりそうだ。

出演者のひとり、『マダム・ウェブ』(2024)などのイザベラ・メルセードは、映画の再撮影中に本編の映像を一部見せてもらったそう。監督こだわりのゴア表現について、米The Hollywood Reporterではこのように語られている。

「私が(映像再生用の)iPadを持って、周りの10人くらいと一緒に見ていました。私の出ているシーンでしたが、みんな顔を背けなきゃいけなかったですね。すごくグロくて、誰もiPadを見ていられなかった。だけど私はこんなふうに(うっとりした表情で)見ていましたよ。すごく良かったです(笑)。」

本作はシリーズのテイストを一新した“若者たちの物語”で、時系列は『エイリアン』(1979)と『エイリアン2』(1986)の中間、しかしストーリーは過去作から独立した作品になるという。監督のアルバレスは、『エイリアン』シリーズにホラー出身者としてのこだわりを存分に詰め込んでいるのだろう。

『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)で注目され、今後もDC映画『スーパーマン:レガシー(原題)』や、人気ゲームのドラマ版「THE LAST OF US」シーズン2などに出演するメルセードは、「私はSFが大好き」と豪語。『エイリアン』シリーズに加われたことを「最高に幸運で、信じられないこと。いまだにショック状態で、いつ正気に戻るのかわからない」と話した。

出演者はメルセードのほか、『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)や『プリシラ』(2024)のケイリー・スピーニー、「インダストリー」(2020-)のデヴィッド・ヨンソン、「暗黒と神秘の骨」(2021-)のアーチー・ルノー、『aftersun/アフターサン』(2022、日2023)のスパイク・ファーンら。共同脚本は『ドント・ブリーズ』シリーズのロド・サヤゲスが務め、製作にはシリーズの創造主リドリー・スコットも参加した。

映画『エイリアン:ロムルス(原題:Alien: Romulus)』は、2024年8月16日に米国公開予定

Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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