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『エイリアン』ドラマ版、映画とは全く異なるが「とてもエキサイティングな解釈」だと出演者

エイリアン
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同名の人気SF映画シリーズをテレビドラマ化する「エイリアン(原題)」は、オリジナル版の精神を生かした独創的なシリーズになりそうだ。本作でクリエイターがとったアプローチを、キャストのデビッド・リズダールが明かした。

ドラマ版「エイリアン」は、今から70年後の地球が舞台となる前日譚ドラマ。クリエイターは「FARGO/ファーゴ」(2014-)「レギオン」(2017-2019)のノア・ホーリーが務め、シリーズの生みの親であるリドリー・スコットが製作総指揮として参加する。

本作のキャストであり、「FARGO/ファーゴ」シーズン5にも出演しているリズダール。米The Hollywood Reporterのインタビューでは、ホーリーが「FARGO/ファーゴ」と同じアプローチで「エイリアン」の製作に臨んでいることを明かした。

「ノア(・ホーリー)は『ファーゴ』と似たようなやり方で、“映画のDNAは何か? どんな世界観か? どんなテーマに取り組んでいるのか? 本来の意図は何か? それを新しい方法で表現できるか試してみよう”と考えながら取り組んでいます。なので、彼は『エイリアン』で実に興味深い仕事をしています。オリジナル映画とは全く異なる、けれどすごくエキサイティングな解釈になるでしょう。」

両作品のドラマ版製作については、以前ホーリー自身も同様の内容を米Colliderに語っていた。「映画の『ファーゴ』と『エイリアン』を見直し、“僕はこの映画を見ていた時、何を感じただろうか?”と考えるんです。そして、観客にその時の感情を与えつつ、全く違うストーリーを伝える方法を探ります」。実際にドラマ「FARGO/ファーゴ」では、映画版のテーマや独特の雰囲気を継承しながら、各シーズンで全く異なる時代・キャラクターを描き、その世界観を拡張し続けている。

ちなみに映画『エイリアン』シリーズ自体も、第1作の根幹を保ちながら、続編では各監督の個性が光る独自のトーンが展開されてきた。ホーリーのアプローチは、『エイリアン』のドラマ化にふさわしいものだといえるだろう。

ドラマ「エイリアン(原題)」の撮影は2024年初頭に再開される見込み。2023年7月にタイで開始されていたが、ストライキの影響で8月に撮影中断となっていた。

Source: The Hollywood Reporter, Collider

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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