ジェームズ・キャメロン&監督、『アリータ』続編に意欲「やろうよ」「やりましょう」 ─ 「血の誓い」も立てる

2019年の公開直後よりファンの間で強く望まれている『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)の続編に、ロバート・ロドリゲス監督と脚本・製作のジェームズ・キャメロンが熱い意欲を見せている。
米Varietyによる監督同士の対談企画「Directors on Directors」に、キャメロン&ロドリゲスがリモートで登場。2人の会話は、主にキャメロンの最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が中心となっているが、ロドリゲスが脚本の執筆プロセスについて質問した際、キャメロンが『アリータ』に言及しながらこう回答している。
「執筆は、自分にとっては発見の旅なんだよ。道のりを決めて、心の中で漠然とした目標を持つ。それから、ただ、ひたすらメモを書きまくり始めるんです。だけど分かるよね。『アリータ』では、その世界観やサイボーグの仕組みとか、600ページのメモを君に渡したから。それがどれだけ役に立ったか分からないけど、それが自分のプロセスなんです。僕はその(作品の)世界で生きることがどんな感じなのか、細かいレベルまで理解しようとするんですよ。」
そう構想過程を振り返ったキャメロンは、対談の最後に「『アリータ』の続編作ろうよ!どうかな?」と自ら持ち掛けると、ロドリゲスが「いいですね!やりましょう!」と満面の笑みを浮かべて反応。すると、キャメロンが手の平をナイフで切るジェスチャーをしながら「血の誓いだ!」と右手をスクリーンに向けてかざし、ロドリゲスも右手をかざして「血の誓いだ」と返答。2大監督の対談は、『アリータ』続編製作の誓いで終了した。
“Hey, let’s make another #Alita film,” James Cameron tells Robert Rodriguez. “Blood oath!” https://t.co/SWFb3RYp4k pic.twitter.com/98blgWZtuA
— Variety (@Variety) December 14, 2022
『アリータ』の続編については、先日プロデューサーのジョン・ランドーも意欲を見せたばかり。「『アリータ:バトル・エンジェル』という映画があるんですが、この作品へ戻って続編をやりたいですね。ロバート(・ロドリゲス監督)と話をしていて、実現できたらよいのですが」とコメントしていた。
続編の製作は、第1作の莫大な製作費に対して興行成績が振るわなかったことや、製作の20世紀フォックスがディズニーに買収されるといった複数の要因が重なり、逆風が吹いていた。しかしファンのみならず、キャメロンとロドリゲス監督、ランドーも続編を希望しているとなると、タイミングさえ合えば続編企画が始動する可能性はゼロではないかもしれない?
Source:Variety