リース・ウィザースプーン、『プラダを着た悪魔』脚本家のコメディドラマに主演 ─ 元チアリーダー、先生になる

リース・ウィザースプーン主演・製作総指揮で贈る、チアリーディングを題材としたコメディ・シリーズ「All Stars(原題)」が、Amazon Prime Videoで配信されることがわかった。米Deadlineなどが伝えている。
複数の配信事業者との争奪戦に勝利したAmazonは、一気に2シーズン分を発注。ウィザースプーンの制作会社Hello Sunshineが企画・制作を担当し、同社のローレン・ノイスタッターも製作総指揮として参加する。クリエイター兼ショーランナーは、『プラダを着た悪魔』(2006)の脚本家として知られるアライン・ブロッシュ・マッケンナ。第1話を含む複数エピソードの監督および製作総指揮も務める。
本作は、米フロリダ州デイトナビーチ出身の元チアリーダー(ウィザースプーン)が、イギリス沿岸部の学校でチアリーディングを教えるために渡英し、落ちぶれた生徒たちと、そして自分自身に“オールスター”になる方法を伝授するストーリー。Appleの人気ドラマ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(2020-)を彷彿とさせるコンセプトは、南部出身のアメリカ人女性アンドレア・カルバーグの実体験から大まかな着想を得たという。
ウィザースプーンは声明の中で、このプロジェクトを実現できる喜びを次のように語っている。
「長い間、“女性を自分の物語の主人公にする”というHello Sunshineのミッションを若い世代に届けるためのプロジェクトを探していました。この物語を見つけた時、このアイデアはまさにそれを実現するものだと思ったのです。
アメリカ人女性が、イギリスの若い女性たちにチアリーディングという非常にアメリカ的なスポーツを伝えるというアイデアに、とてもワクワクさせられました。本物の温かみ、深い喜び、そしてチームワークの力が詰まっている点が大好きです。聡明で陽気で才能豊かなアライン・マッケンナと再びタッグを組んで、真にオリジナルなコメディキャラクターを作り上げること、そしてこのプロジェクトに比類なき情熱を注いでくれたAmazonのチームと組むことを楽しみにしています。」
続いてブロッシュ・マッケンナは、「リースは私の長年のヒーローです。一緒に映画を作ることから始まり、彼女とローレン・ノイスタッターがもたらした素晴らしいテレビ作品の機会をいただき、とてもワクワクしています」とコメントした。「この世界とキャラクターたちに命を吹き込むことを楽しみにしています。Amazonの面々は、すでにとても熱心かつ協力的です。彼らの才能あふれるメンバーに加わることができ、とても興奮しています」。
本作は2023年3月に米配信予定の「Daisy Jones & The Six(原題)」に続く、Hello SunshineとAmazonのコラボレーション作品。AmazonおよびMGMスタジオの責任者ジェニファー・サルケは、リース&ローレンとの関係継続を喜び、ブロッシュ・マッケンナのアイデアを「オリジナリティ、アイコニックな主人公、そして圧倒的な面白さといったすべてを提供するもの。希望や忍耐、そして真の自分に忠実であることといった、あらゆる人の心に響くメッセージが込められています」と絶賛。「世界中の視聴者のためにシリーズを実現できることを大変嬉しく思います」と記した。
映画『キューティ・ブロンド』シリーズなどで知られるウィザースプーンは、近年「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-)や「ザ・モーニングショー」(2019-)で本格的にテレビ界へ進出。両作品でエミー賞主演女優賞にノミネートされるなど高い評価を獲得している。初のコメディ・シリーズ主演作となる「All Stars」では、いったいどのような姿を見せてくれるのだろうか。
Source: Deadline