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アダム・ドライバー&アン・ハサウェイが共演決定 ─ ロン・ハワード監督のアフガニスタン戦争映画で

Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/27163437599/ | Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Anne_Hathaway-68211.jpg | Remixed by THE RIVER

『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバー、『プラダを着た悪魔』(2006)『インターステラー』(2014)のアン・ハサウェイが、巨匠ロン・ハワード監督による実話映画『Alone at Dawn(原題)』に出演することがわかった。米Deadlineが報じている。

本作はダン・シリング&ロリ・チャップマン・ロングフリッツによるノンフィクション作品『米特殊部隊CCT 史上最悪の撤退戦』(邦訳版:早川書房)を映画化するもの。2002年3月、アフガニスタンではアルカイダとの戦闘を繰り広げていた米軍は、作戦のさなかに攻撃を受け、絶体絶命の窮地に立たされた。援軍なしの絶望的状況で、空軍指揮官のジョン・チャップマン曹長は仲間の兵士を救うために命がけで戦った──。

製作陣は原作が2019年に刊行される以前から映像化権を獲得していた。『アポロ13』(1995)や『ビューティフル・マインド』(2001)など、実話映画の名人であるハワードが脚本に惚れ込んだことからプロジェクトに参加し、元海兵隊員であるドライバーが主演を務めることが決定。ここ数週間のうちに、ハサウェイも出演を引き受けたと報じられている。

脚本・製作総指揮は、Netflixシリーズ「ケイブ・レスキュー:タイ洞窟決死の救出」(2022)のマイケル・ラッセル・ガン。以前の脚本は『白雪姫』(2025)のエリン・クレシダ・ウィルソンと、突然の配信延期が物議を醸したドラマ「サヴァン」のエイミー・ハーツォグが執筆した。

配給のAmazon MGM Studiosは、本作を配信リリースではなく劇場公開する見込み。ハワードの製作会社Imagine Entertainmentとはファーストルック契約を結んでおり、ジュード・ロウ&アナ・デ・アルマス&ヴァネッサ・カービー&シドニー・スウィーニーという豪華キャストの揃ったハワード監督の最新作『エデン ~楽園の果て~』(2025)も、Amazon Prime Videoにて10月24日より日本を含む海外市場で配信される。

プロデューサーは『エデン ~楽園の果て~』などハワードの近作を手がけるウィリアム・コナー、『チェリー』(2021)のクリスティ・グリシャム、『タイラー・レイク』シリーズのパトリック・ニュウォールら。原作者のひとり、ダン・シリングが軍事監修を務める。

なお、アダム・ドライバー&アン・ハサウェイは、『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(2023)のジェームズ・グレイ監督による新作映画『ペーパー・タイガー(原題)』で共演する予定だったが、都合によりハサウェイは企画を離脱。後任にはスカーレット・ヨハンソンが起用され、すでに撮影が実施されている。本作でいよいよ初タッグ、どんな化学反応を見せてくれるか。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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