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「世にも不思議なアメージング・ストーリー」リメイク版、米予告編が公開 ─ スピルバーグへのリスペクト凝縮、名作が新たな物語で復活

https://www.youtube.com/watch?v=8sa8EDeb3eQ

スティーブン・スピルバーグが手がけた80年代の名作ドラマ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」(1985-1987)のリメイク版「アメージング・ストーリー(原題:Amazing Stories)」の米国版予告編が公開された。

オリジナル版「世にも不思議なアメージング・ストーリー」は監督・キャストがエピソードごとに異なる、SF&ファンタジーのオムニバス作品で、クリント・イーストウッドやマーティン・スコセッシ、ロバート・ゼメキスといった現代の巨匠がエピソード監督を務めていた。リメイク版は全5話構成で、「ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ」(2013-2018)のクリス・ロング、「サクセッション」(2018-)のマーク・マイロッド、「アンビリーバブル たった1つの真実」(2019)のマイケル・ディナーら気鋭の監督陣が就任している。

「どれだけの出来事に取り組んできたの?」「人が聞いて安心できないくらい」「じゃあ、どれだけ失敗した?」「人が聞いて安心できないくらい」。予告編は各エピソードの映像がまんべんなく織り込まれた構成となっており、ここから物語の内容を察することはできない。空高くに浮かぶ紫の光を目撃する黒人女性、「君は僕と一緒に戻ってくる運命だったのかも」と女性に語りかける男、スーパーパワーを手に入れた祖父と孫など、いくつかの設定は示唆されるものの、そこでどんな“アメイジング・ストーリー”が繰り広げられるかは本編のお楽しみだ。

ともかく映像にみなぎっているのは、オリジナル版に対する、ひいては今回も製作総指揮を務めるスティーブン・スピルバーグに対する大いなるリスペクトである。スピルバーグの製作会社、アンブリン・エンターテインメントが手がけた80~90年代の名作を思い出す人も少なくはないことだろう。ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲も、新しいのに懐かしい作風を強力に後押ししている。

出演者には『メイズ・ランナー』シリーズのディラン・オブライエン、「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」(2018)ビクトリア・ペドレッティ、『マクマレン兄弟』(1995)のエドワード・バーンズ、『アルゴ』(2012)のケリー・ビシェ、『デトロイト』(2017)のジェイコブ・ラティモア、「LOST」(2004-2010)のジョシュ・ホロウェイほか。2019年10月に逝去した、『ジャッキー・ブラウン』(1997)などの名優ロバート・フォスターも登場する。なお製作総指揮には、スピルバーグのほか、「LOST」「ワンス・アポン・ア・タイム」(2011-2018)のエドワード・キッツィス&アダム・ホロウィッツが参加した。

ドラマ「アメージング・ストーリー(原題:Amazing Stories)」は、2020年3月6日(金)より「Apple TV+」にてグローバル配信される

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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