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「キャシアン・アンドー」シーズン2、2024年配信へ ─ 撮影快調、脚本家は「8月に配信予定」と宣言

キャシアン・アンドー
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の前日譚ドラマ、「キャシアン・アンドー」のシーズン2が2024年に配信されることがわかった。ロンドンで開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション 2023」にて発表された。

本作は『ローグ・ワン』以前のキャシアン・アンドーを描くストーリー。2022年に配信されたシーズン1は、名もなき人々が反乱軍として立ち上がる物語が紡がれ、批評家やファンの間でも高い評価を得ている。

イベントには脚本・製作総指揮のトニー・ギルロイ、キャシアン・アンドー役のディエゴ・ルナをはじめ、モン・モスマ役のジュネヴィーヴ・オーライリー、シリル・カーン役のカイル・ソラー、ビックス役のアドリア・アルホナ、デドラ・ミーロ役のデニース・ゴフ、キノ・ロイ役のアンディ・サーキス、ブラッソ役のジョプリン・シブテン、そしてドロイドのB2EMOが登場した。

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キャシアン・アンドー
(C)2023 Lucasfilm Ltd.
キャシアン・アンドー
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

会場限定で上映されたシーズン2のティザー映像では、モン・モスマが仲間を集めて再び反乱を起こそうとする様子のほか、ステラン・スカルスガルド演じるルーセン・レイエル、工作員のヴェル・サルサといったシーズン1のキャラクターの再登場、そして前回よりも高い地位を手にした帝国の捜査官シリル・カーンの姿などが垣間見られたという。ちなみに、キャシアンは新たな髪型で登場するようだ。

シーズン2はシーズン1と同じく全12話構成で、既報によればシーズン1最終話『リックス通り』の1年後から始まる。3話ごとに1年、12話で4年間の物語が描かれ、ラストシーンは『ローグ・ワン』冒頭に繋がる計画だ。今回のイベントで、ギルロイは「今のキャシアンには情熱がある。内的な葛藤はありません」「最後に彼が行き着くところ、そして彼の役割は非常に特別なもの。そこに敬意を払いたい」と語った。

ちなみにイベントでは、シーズン1でキャシアンが収監された「ナーキーナ5」の囚人服に身を包んだコスプレイヤーたちも登場。全員でキノの名台詞「道はひとつ!(One way out!)」を叫ぶ場面もあった。

来たるシーズン2について、ギルロイは「(2022年)11月に撮影を始め、前シーズンと全く同じスケジュールで進めています。ポストプロダクション、音楽、色彩、視覚効果にもう1年かけて、来年(2024年)8月に公開できるようにする予定です」と語った。公式発表はなされていないものの、2024年8月の配信を目指して着々と進行しているということだろう。

「(『スター・ウォーズ』の)他の作品ではキャラクターの行く末を考えるわけですが、私たちの場合は(今後)どうなるのかがはっきりわかっています。その上で、感情的に何を伝えなければならないのか、ストーリーで何を語る必要があるのか、そして肉体的に何をしなければならないかがわかっている。とても満足していますよ。終わりが来るのは良いことです。」

また、キャシアン役のディエゴ・ルナは撮影が快調であることを報告し、「スター・ウォーズ・セレブレーション」への参加を喜んだ。日本のファンに対しては、「すごく日本に行きたいです! ずいぶん長い間行ってないし、応援してくれる日本の皆さんに感謝を伝えたい。シーズン2はまさに製作中ですが、シーズン1と同じぐらい愛してもらえることを祈っています」とメッセージを送った。

2022年12月、「東京コミコン2022」にて来日したキノ役のアンディ・サーキスは、同じく日本に向けて「このあいだ東京コミコンに参加したばかりですが、また次に行くのを楽しみにしています。前回来てくれた人たちはありがとう、早くまた会いたいです!」と語った。

キャシアン・アンドー
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

シーズン2の脚本には、シーズン1からトニー・ギルロイ、ダン・ギルロイ、ボー・ウィリモンが続投。新たに「モスキート・コースト」(2021-)のトム・ビッセルが加わった。エピソード監督は「トップ・オブ・ザ・レイク ~チャイナガール」(2017)のアリエル・クレイマン、『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(2017)のヤヌス・メッツ、『コップ・ムービー』(2021)のアロンソ・ルイスパラシオス。

「キャシアン・アンドー」シーズン2は2024年、ディズニープラスにて独占配信予定。シーズン1は配信中。

Sources: Variety, GamesRadar+

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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