『ダークナイト ライジング』アン・ハサウェイ、キャットウーマン役のオーディションをハーレイ・クイン役と勘違いしていた

クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト」トリロジーの最終章『ダークナイト ライジング』(2012)でキャットウーマンを好演したアン・ハサウェイは、同役のオーディションをハーレイ・クイン役と勘違いして受けていたという。英BBCのラジオ局Radio 1とのインタビューにて明かしている。
セリーナ・カイル/キャットウーマンは、物語の主人公ブルース・ウェイン/バットマンの敵役であり、また恋愛関係でも結ばれるという複雑なキャラクター。同役のオーディションの一環としてノーラン監督との面接に臨んだアンは気合十分、ハーレイ・クインを意識した姿で挑んだのだという。
「ヴィヴィアン・ウエストウッドの可愛いトップスを着ていったんです。綺麗なんだけど、変わった仕立てになっていて、ストライプ柄があしらわれていて。それから、ジョーカーっぽいフラットシューズ。(その格好で)クリス(=ノーラン)にクレイジーに笑いかけようとしたんです。」
その後、1時間にも及ぶ面接でノーラン監督は「言わなくても大丈夫だと思うんだけど、これはキャット・ウーマンだよ」と念押しの一言。それを聞いたアンは、すぐに「ギアを切り替えた」という。数カ月後に行われた最終オーディションに挑む際、アンは「オッケー、オッケー、この役だよね、時間もあったし、準備もできたよね」と準備も万端にして臨んだのだそう。
見事、キャットウーマン役を手にしたアンの劇中での活躍は言うまでもないだろう。華奢なスタイルを駆使した華麗なアクションを披露したり、豪快にもバットポッドを乗りこなしたりするなど、キャットウーマンを演じ切った。とはいえ、ハーレイ・クイン姿のアン・ハサウェイも見てみたかったものだ…。

現在、バットマンの新たな単独映画『ザ・バットマン(原題:The Batman)』の製作が進行中だ。アンの後を継ぐ新キャットウーマンに抜擢されたのは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのリタ・レストレンジ役で広く知られるゾーイ・クラヴィッツ。新型コロナウイルスの影響で撮影は中断されていたが、ゾーイは体型維持のために中断期間中も週に5日間のトレーニングを欠かさず行っているそうだ。ちなみに、アンは、ゾーイの出演が決まった際に自身のInstagramにてエールを送っていた。
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Source: BBC Radio 1