『アナザーラウンド』ハリウッドリメイク版、監督にクリス・ロック就任

マッツ・ミケルセンが主演を務めた映画『アナザーラウンド』(2020)のハリウッドリメイク版の監督に、俳優・コメディアンとして知られるクリス・ロックが就任したことがわかった。米Deadlineが報じている。
『アナザーラウンド』はマッツ演じる冴えない高校教師と3人の同僚たちが、「アルコール濃度を一定の度合いに保つと、仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明すべく、酒を飲み続けるという実験に挑むという物語。第93回(2021年)アカデミー賞では、国際長編映画賞を受賞した。
ハリウッド・リメイク版の製作が報じられたのは、2021年4月。プロデューサーにはレオナルド・ディカプリオや『オクジャ』(2017)のコリン・クレイトン、『クイーン&スリム』(2019)のブラッド・ウェストンが就任していた。
現在は、『恋人はセックス依存症』(2012)などで知られるスチュアート・ブルムバーグが草稿の執筆を終えた段階だという。今後、新たな脚本家をさらに雇い、監督に就任したロックも交えて推敲作業に入っていく模様だ。
現時点で主人公役は未定だが、オリジナル版で主演を務めたマッツ・ミケルセンは関与しないことが判明している。なおリメイク版の発表当時、製作のディカプリオが主演を兼任する可能性も報じられていた。
コメディアンとしての活躍が目立つクリス・ロックは、2003年の『ヒップホップ・プレジデント』より映画監督として活動開始。これまでに『セックス・アンド・ザ・バディ』(2007)『トップ・ファイブ』(2014)といったコメディ作品を手掛けてきた。『アナザー・ラウンド』リメイク版のほか、今後はキング牧師の半生を綴る伝記映画(タイトル未定)も監督として手がける予定だ。
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Source:Deadline