『アントマン』がサターン賞で「最優秀コミック映画化賞」を受賞!監督が続編の構想を語る
マーベル・シネマティック・ユニバース作品のひとつ『アントマン』が、第42回サターン賞で「最優秀コミック映画化賞」を受賞した。サターン賞は優れたSF・ファンタジー・ホラー映画に贈られるもので、1972年より開始されている。今回、『アントマン』は、『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』や『キングスマン』などを抑えての受賞となった。

授賞式に参加したのは、最優秀監督賞にノミネートされていたペイトン・リード監督だ。自身は惜しくも受賞を逃したものの、『アントマン』が受賞した喜びを興奮まじりにこう語っている。
「最高だよ! これまで来たことはなかったけど、いつもサターン賞の授賞式に来てみたいと思っていたんだ。今の僕には、ここ(授賞式)にいる正当な理由がある。素晴らしいね。『アントマン』は長いあいだ僕が作りたかった映画のひとつで、それが受賞するなんて本当に最高だ。みんなが面白がってくれたことはもっと素敵なことだね」
『アントマン』は、マーベル・スタジオ始まって以来の低予算で製作された作品ながら世界中で大ヒットとなった。すぐに続編が発表され、さらにアントマンは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも登場している。しかしリード監督は、『シビル・ウォー』にアントマンが登場すると聞いて嫉妬したという。
「1年くらいかな、すごく嫉妬してたんだよ。『くそ、あいつらジャイアント・マンをバラすつもりだ!』って、プロとしてちょっと嫉妬した。でも、(作品を観て)本当に興奮したよ。ぼくは『シビル・ウォー』のジャイアント・マンが大好きだし、多くの人が観てくれたこともとってもうれしい。それに、ポール・ラッド(『アントマン』で主演と脚本を務めた)もすごくよかった」

http://www.modernmythmedia.com/2016/06/ant-man-director-peyton-reed-saturn/
続編『アントマン&ワスプ』はどんな物語になる?
現在リード監督は、ラッドとともに、続編『アントマン&ワスプ(原題)』の脚本作業中だ。物語の詳細は明かされていないものの、やはり『シビル・ウォー』の内容が反映されたものになるという。
「『アントマン』第1作で、スコット・ラング[アントマン]はほとんど逃亡者だ。でも、今の彼はもっとヤバい逃亡者なんだよ。キャラクターの立ち位置を決めるために、以前の作品で起きたことについて考える必要があるのは、僕たちにとって面白いことだしチャレンジでもあるね。その点を早いうちからたくさん話し合って理解したんだ。(続編では)大きな躍進があるだろう」
続編の見どころは、タイトルの通りスーパーヒロインとしてワスプが登場することだ。前作ではヒロイン・ホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)の母親がワスプとして登場したが、続編ではホープ本人がコスチュームを身につけることになる。

リード監督は、ワスプの登場についてこう語っている。
「コミックオタクの僕は、アントマンとワスプはチームだといつも考えてきた。続編は、どんな風にふたりが一緒に戦うのか、また、人間として、プロとしてどんな関係にあるのかについての映画になる。完全に変身したワスプの姿を見せられるのはとても楽しみだよ。このキャラクターをやっとユニバースにデビューさせられる。以前にも登場しているけど、彼女のすべてをまだ見せられていないからね。僕にとって、ワスプはサポート・キャラクターじゃない。これはスコット・ラングの映画であり、彼女(ホープ)の映画でもあるんだよ」
また、スコット・ラングの友人で窃盗団メンバーのルイス(マイケル・ペーニャ)についても登場の可能性が示唆された。現在、監督らは物語のインスピレーションを得るためにコミックをむさぼり読んでいるところだという。
『アントマン&ワスプ(原題)』は2018年7月に米国で公開予定。1作目につづきペイトン・リード監督がメガホンを取り、ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラスの続投が決まっている。
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