『スター・ウォーズ』C-3PO役、続3部作の議論に「優しくなりましょう」 ─ 「マンダロリアン」への登場も望む

『スター・ウォーズ』C-3PO役アンソニー・ダニエルズは、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)を含め、すべての『スター・ウォーズ』映画に出演している唯一の俳優だ。
そんなC-3PO役アンソニー・ダニエルズも、ドラマシリーズの「マンダロリアン」(2019-)には登場できていない。「マンダロリアン」は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)後の物語で、タトゥイーンや新共和国軍など映画でおなじみのロケーション/人々も登場するので、どこかでC-3POがひょっこり姿を見せても不思議ではないのだ。
「『マンダロリアン』でC-3PO、ぜひ見てみたいですね。私の代わりにプロデューサーに話してみてくださいよ。電話を受ける準備は出来ていますよ」。アンソニー・ダニエルズは、Disney+(ディズニープラス)で配信となった特別編『LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル』の取材で、「マンダロリアン」についてこう話している。「『マンダロリアン』はニュー・ルック。新しいスタイルで(『スター・ウォーズ』に)アプローチしていますね」。

ダニエルズ演じるC-3POの活躍は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)をもってひとまず終了となった。「続3部作はファンの間で議論を招いているが、『マンダロリアン』はほぼ満場一致で評価されている」と尋ねられると、ダニエルズは「確かに議論はありますね」と認めている。「『スカイウォーカーの夜明け』でどれだけ素敵に続3部作を完結させたとしても、確かに議論になる要素はある。でも『スター・ウォーズ』といえば、コンセプトやアイデア、視座、それに道徳だって、考えることがいつもタップリあったでしょう。みなさんも、ファンも、長い間ずっと議論してきましたよね。確かに続3部作は、その議論をさらに進めたでしょう」。

ダニエルズは続3部作に関するファンの賛否について、「意見を持ちましょう。これは好きだけど、でもこれはどうかなって。だけど、優しくなろうね。考えを分け合おうね。弁証法ですよ」と諭す。「もし反対だっていうなら、同意できる事の方に目を向けてみましょう。それか、妥協点を見つけてみましょう。だって『スター・ウォーズ』のファンは、たとえ誰であっても、ダークサイドであっても何でも、皆さん本当のファンですから。お互いに優しく楽しみましょうね」。

アンソニー・ダニエルズがC-3PO役の声優を務めた特別編『LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。