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【ネタバレ】『アントマン&ワスプ:クアントマニア』おまけシーン解説 ─ マーベル激震のとんでもない事態に

アントマン&ワスプ:クアントマニア
(c)Marvel Studios 2023

この記事には、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の極めて重大なネタバレが含まれています。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
2つ目のおまけシーン(ポストクレジットシーン)

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』エンドロール終了後に登場するのは、1900年前後と思しき世界で、とある機械装置の実演が行われる場面。語り部はヴィクター・タイムリーと呼ばれるカーンの変異体だ。「時間はあらゆるものだ」と語るこの男は、どうやらこの装置を使って時間の概念を「変える」ことを企んでいるらしい。

ヴィクター・タイムリーは原作コミックでもカーンの変異体として登場する実業家・発明家。彼は1901年に米ウィスコンシン州に自身の名を冠したタイムリーという町を設立し、初代市長を務める。ヴィクターはこの町をハイテク都市として繁栄させるのだが、その知られざる正体とは、未来からやってきた征服者カーンなのだ。

『クアントマニア』ポストクレジットシーンでは、タイムリーの話を聞く聴衆の中に、ロキとメビウスが混じっている。ロキが「彼だ」と耳打ちすると、メビウスは「聞いていたほど怖くないな」と返す。2人は彼を探していたものと見られるが、ヴィクター・タイムリーとして探していたのか、あるいはカーンを探していたのかは、まだわからない。

ドラマ「ロキ」シーズン1のネタバレが含まれます。

ロキ
(C)2021 Marvel

このシーンは、ドラマ「ロキ」シーズン2につながるものだろう。シーズン1では、カーンの変異体である“在り続ける者”が殺害されたことで無数の並行世界が発生。ロキはTVAに転送されたと思いきや、実はそこは異世界であることがわかり、ロキは征服者カーンの石像を見つけるいうオチで終わっている。

シーズン2の概要はまだ明かされていないが、どうやらロキはメビウスと共に、マルチバースの謎をめぐる旅を続けるようだ。ロキが、別世界のメビウスと再び仲を深めるのか、あるいは全く別の展開を迎えるのかはわからない。『クアントマニア』のポストクレジットシーンは、ヴィクター・タイムリーを見つめるロキのアップを最後に、「カーンは帰ってくる」のテロップと共に終了する。

「ロキ」シーズン1はマルチバース設定の下地を作った重要シリーズ。「より大胆、より非現実的」になっているというシーズン2では、この『クアントマニア』ポストクレジットシーンの前後もきっと描かれることだろう。今はまだ謎が多いが、それらも次第に明らかになっていくに違いない。2023年夏にディズニープラスで独占配信予定。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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