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『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はいかに『スター・ウォーズ』的ビジュアルを築いたか?監督がジョージ・ルーカスの影響語る

アントマン&ワスプ:クアントマニア
(c)Marvel Studios 2022

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で監督を務めたペイトン・リードが、『スター・ウォーズ』から受けた影響を米Comicbook.comに語った。

『クアントマニア』では、アントマン/スコット・ラング(ポール・ラッド)たちが量子世界に引き込まれしまい、物語のほとんどが小さな量子世界で展開される。

リードは、『スター・ウォーズ』シリーズの実写版ドラマ「マンダロリアン」(2019‐)シーズン2で2話にわたってエピソード監督を務めてたという縁がある。「ジョージ・ルーカスが何年も前に始めたシリーズが、今の世代に大きな刻印を残している」とし、どのように量子世界のビジュアルにアプローチしたかを説明している。

MCUで量子世界の様子が本格的に描かれるのは『クアントマニア』が初だ。その世界観をビジュアル化するために、まずリードは、プロダクション・デザイナーのウィル・テイの下で各地からアーティストを集めてチームを結成。テイは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)でコンセプト・アートを手がけており、『スター・ウォーズ』ユニバースに造詣が深い人物だ。

プロダクション・デザインを決める過程で、チーム・メンバーが過去に描いたアートを全てチェックしたというリードは、「自分が持っている中で一番ブっ飛んだ作品をいくつか見せて欲しい」と頼み、「その要素を取り入れることで、自分たちが望むビジュアルが出来るかもしれないと考えた」と、こう続けている。

「量子世界の内部の論理や歴史が、どうなっているのか考え出さなければいけませんでした。それから、物理の法則は何なのか?ということも、その様々な領域がどんな風に見えるのか?といったこともです。それが一番楽しかったですね。MCUに登場する他の何かと同じにする必要がなかったから、自分たちで小さな世界を作り出せました。」

『スター・ウォーズ』シリーズのコンセプト・アートを手がけたテイ率いるチームとリードの協業で生み出された量子世界は、海外レビューでも、『スター・ウォーズ』の影響を指摘する意見が多く挙がっている。その壮大なビジュアルも見逃せない『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は公開中。

Source:Comicbook.com

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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